第37話 ページ39
パパからの手紙で多少警戒はしていたけれど意外にもイルミはまだ行動には移していないようだった
なんか心配して損したというか
ちょっとショックというか
まあ命の危険が少なくなったのはいいことだろう
私が今住んでいるのはルクソ地方の山奥
3年前ここで出会ったクルタ族の村の近くで
〜3年前〜
この森にはクルタ族というちょっと特殊な民族が生活しているらしい
なにせこの山は結構広い
彼らの生活区域とほぼま反対の位置で暮らしているので関わりは0なのだだ
噂に聞く限り閉鎖的な村だし人も少ない
無理に干渉する必要はないと判断した
それに自分自身この見た目だ
町中を歩いていても目を引くのだからいくらまだ子供とは言え、先住民の彼らからしたら化け物だろう
そう思っていたある日
いつものように川で水をくみ、のどかな午後のひとときを過ごしていたときだった
「わあああああああ」
ドサッ
「…イロ！…い……パイロ！」
子供の叫び声となにかが落ちたような音がして無意識に足がそちらに向いていた
どうやら子供が崖から落ちたようだ
なにか叫んでいるようだが生憎言語が違うようで聞き取りはできない
しょうがない、助けるか
『大丈夫？』
「！＊％＆3’＃0＝＋；＠！！！」
うーん
わからん
パニクってるのはなんとなくわかる
まあ知らない人からいきなり話しかけられたらそりゃパニクるよね
金髪の方は無事そうだけど黒髪の方は意識を失っている
これは早く見てもらった方がいいかもしれない
こんな時イルミなら人を操ったりできるから楽なんだけどなぁ
しょうがない、おぶって連れて行くか
金髪の方は怪しい私を疑うよりも友達を助けることを優先したのか私を村に案内してくれた
言葉はわかんないけど
村に着けば村の長老らしき人の家に案内された
彼とその側近的な人は多少言葉が通じるようだ
なんか頭はとがっているけど
長老「この村の子供を助けてくれたことは礼をいう。して、お主は何者だ、なぜこの森に来た？」
なんか、怪しまれてる？
まずいなー
この森で生活するには彼らからの信頼は絶対だ
なんとしてでも信用してもらわなきゃ！
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うめは(プロフ) - コギー。さん» コギー。さんはじめまして、コメントありがとうございます！更新時期がまちまちになってはしまいますが頑張ります！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
コギー。(プロフ) - こういうお話ホントに好きで、楽しく読ませていただきました！面白いです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2022年6月7日 21時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
うめは(プロフ) - amroさん» amroさんはじめまして、コメントありがとうございます！ゆっくりですが頑張って投稿していくのでよろしくお願いします！ (2022年5月12日 23時) (レス) id: 62b49e2edb (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。イルミ夢続きが楽しみです！主ちゃんに執着するイルミが今後どうなるのかみていてワクワクしました！更新楽しみにしていますっ (2022年5月11日 20時) (レス) @page36 id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノワール | 作成日時：2020年3月6日 18時
