第28話 ページ30
Aside
あれからお互い仕事が忙しくなり全く会えていない
次に会った時ちゃんと話をしようと思ってたのに！
今日もイルミは仕事らしいから私はノルンを肩に乗せ市場を見て回ってる
ドンッ
「ん？」
『あ、すいません』
知らない人にぶつかってしまった
人にぶつかったら謝らないとね
この間は謝ってくれない人がいたからついムカついて殺しちゃったんだよね
あれはちょっと気の毒だったかな
歳も近そうだったけど
なんて思いながら歩きだそうとしたとき
「おいてめぇ、こないだ俺らのボスを殺ったガキじゃねぇか！！」
「ほんとだ！ぶっ殺してやる！！」
と先程のやつらが走ってきた
『やば…』
私は一目散にその場から走り出した
こいつらを殺してもいいんだけど今は昼間で人も多いしパニックになったら大変だ
『ノルン！落ちないでね！』
ノ「コン！」
スピードをあげようにも市場の人混みのせいで無理だ
上を行こうとも考えたが上にもあいつらの仲間がいたため断念
なにか方法はないかと考えながらも路地裏に入る
大通りの1本隣の路地は人も少なく都合がいい
後ろからは未だにさっきの男達が走ってくる
いざ殺ろうと思ったその時
私の肩からノルンが飛び出した
『ノルン！？』
何考えてるんだこの狐！踏み潰されるぞ！？なんて考えている間にノルンは相手の頭に噛み付いた
噛みついた！？
余計怒るじゃん！
と思っていたのだが噛まれた男はぼーっとした後そのまま倒れた
大丈夫かな
そのままノルンは全員の頭に噛みつき全員が綺麗に倒れている
何をしたんだろうか
毒？薬？それとも念能力？
訳が分からないといった顔でノルンを見るとノルンは「キュッ！」と得意げな顔と声をあげた
その瞬間、倒れていた男たちが次々に起き上がり始めた
やばいやばいやばい
ノルンは何がしたかったのよ！！！
心の中でノルンを批難していると最初に私に声をかけてきた男が近寄ってきた
殺す？殺そう
ニーナの住んでるとこの近く殺しは気が引けるけど……
「お嬢ちゃん、こんなとこで何してんだ。ここら危ないからさっさと向こうの通りに行った方がいい」
………………え？
先程の鬼ごっこが嘘のように話しかけてきた
『もしかしてノルン、記憶を消したの……？』
ノ「キューキュッ！」
……信じられないけど男たちの反応を見る限りそうなのだろう
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うめは(プロフ) - コギー。さん» コギー。さんはじめまして、コメントありがとうございます！更新時期がまちまちになってはしまいますが頑張ります！ (2022年6月8日 23時) (
レス) id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
コギー。(プロフ) - こういうお話ホントに好きで、楽しく読ませていただきました！面白いです！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2022年6月7日 21時) (レス) id: 5fc4c4d6bd (このIDを非表示/違反報告)
うめは(プロフ) - amroさん» amroさんはじめまして、コメントありがとうございます！ゆっくりですが頑張って投稿していくのでよろしくお願いします！ (2022年5月12日 23時) (レス) id: 62b49e2edb (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 初めまして、コメント失礼致します。イルミ夢続きが楽しみです！主ちゃんに執着するイルミが今後どうなるのかみていてワクワクしました！更新楽しみにしていますっ (2022年5月11日 20時) (レス) @page36 id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノワール | 作成日時：2020年3月6日 18時
