赤葦さん家は今日もほのぼの。その2

１５*郵便屋さん* ページ15

「こんばんは！ゆうびんやさんです！」
「です！」

小さなショルダーバッグをかけた
小さな郵便屋さんが二人やってきた

「これがおとうさんで、これがおかあさん」
「これはさぁびすのおはなです」

「ありがとうございます」

Aがにこやかに受け取っていた。
次から次へといろんなごっこあそびがあるんだなぁ。

「「ばいばーい」」

「「ばいばい」」

将太と香菜はクスクス笑いながら、

「おしごとできたな」
「ねー！」

と、嬉しそうである。

手紙には「おとうさんへ ばれーがんばる！」と書いてあった。香菜はお絵描きをしたようだ。

「さて、お返事書かないとね」

「え、書くの？」

「そりゃあ、書くでしょ。京治も一緒に書こうよ。」

Aはメモ帳と色ペンを持ってきた。
何を書けばいいやら。


そういえば、手紙なんて何年ぶりに書くんだろうか。


悩みながら書き終え、Aと二人を呼ぶ。


「「ゆうびんやさーん」」

「「はぁーい！」」

「このお手紙を赤葦将太くんと赤葦香菜ちゃんに届けてほしいの。」



「おあずかりしました！きっともらった子たちよろこぶよ！」


将太と香菜はまたクスクス笑って、
陰に隠れて手紙を読んでいた。

可愛くて、思わず写真を撮る。
どうも、親ばかです。


* * *
MEMO

バタバタ期間を抜けて、
少し書ける時間が増えてきました。

烏野の２年生に胸が熱くなった先週です。

２０１７・１１・２１

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