36*かっこいいスパイクみせてください* ページ36
「父ちゃんたちの試合長いな。」
「あっちで練習しようよ、賢人くん。」
「そうしようぜ！」
「かなもやりたい！」
「じゃあ、かなちゃんにおしえてあげるよ！」
「やったぁ！」
パパたちの試合はなかなか決着がつかず、
子どもたちも飽きてきたようで自ら練習に向かっていった。
「30オーバーに2対2ってきついわー。」
「そっすか？」
「おまえらみたいに現役じゃないの！」
「ちょっとタイムとりましょう。」
「そうだなー！」
(そろそろ終わらせたい。でも負けるのは嫌だし
、子どもらに活躍してもらうか。)
パパは何やら考えている様子で、少しすると子どもたちの方へ歩いていった。
パパと子どもたちが話終わると、目を輝かせて将太と賢人くんが木兎さんの元へ走ってきた。
「「ぼくとししょう！！かっこいいスパイク見せてください」」
「ぼくとのかっこいーのー！」
「あ！！！！賢人！！！父ちゃんは応援してくれないのかよ！！！」
「パパも応援してるけど、かっこいいスパイク見たい！」
そんな賢人くんの言葉に「そうだよな。現役選手だもんな。」とハジメさんがくよくよ落ち込んでいた。
いずみさんは「子どもって残酷だよねー」とケタケタ笑っている。
「かっこいいよ。木兎さんにはとっておきがあるから。能ある鷹は爪を隠すって言うからな。」
「ふっふふふー。そう期待されるとな！見せないわけにはいかんな！」
「……木兎さんのあぁいう調子に乗ってくるとこって敵になるとやっかいっすね。熱くなりすぎて失敗してくれるならいいんすけど。」
「まぁ、たまには痛い目みてよ。」
木兎さんは子どもたちの期待に応えて、超インナースパイクを打っていた。
ゲームはパパと木兎さんのチームの勝ち。
「さすが木兎さん。」
「そしてさすがパパ。」
「まぁね。うまくいくかわかんなかったけど。」
「ママー。おなかへってきたー。」
「おれもー。」
「そろそろいい時間だね。」
「ご飯いこっか。」
* * *
2017・7・24
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深淵少女 - あかり…って誰ですか…？ (2023年4月18日 22時) (
レス) @page18 id: 1beab73a6d (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - ネオンさん» ありがとうございます！なるべく速めに更新できるようにします！楽しんでいただけて嬉しい！ (2017年7月13日 12時) (レス) id: 7ef4c8811d (このIDを非表示/違反報告)
ネオン(プロフ) - 前作からずっと好きで更新楽しみにしてます！更新頑張ってくださいo(｀^´*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: b78b523cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりねずみ。 | 作成日時：2017年4月18日 11時
