29*計画* ページ29
「ママー！」
「しょうたママー！」
保育園に将太と香菜を迎えに行くと、将太と賢人くんがダッシュで向かってきた。
「どうしたの？」
「パパたち、いつおれたちのとっくんしてくれるの？おれとけんとくん、はるこーいけなくなっちゃう！！」
「どんだけ先の話してんの。」
思わずツッコミを入れてしまった。
本気で心配している二人がとても可愛かった。
「そろそろ計画たてないとねー。」
そう話しているとちょうどけんとくんママもお迎えに来た。
「あ、将太くんママー。なんかお迎え時間かぶるの久しぶりな気がする。」
「あ、けんとくんママ。こんにちはー！」
「かぁちゃん！おれらはるこーいけなくなるから、はやくおれたちのとっくんしてよー！」
「どんだけ先の話してんの。」
けんとくんママも全く同じツッコミを入れていた。
「赤葦家はいつ空いてるの？バレーの練習して一緒にご飯食べない？」
「あ！いいね！うちは、来週の土日なら空いてる。パパにもきいてみるけど。」
「うちも空いてるから、また連絡するよ。」
「「え！いつ？いつ？」」
「早くて来週かな。」
「「いえーい！！！！」」
将太と賢人くんはハイタッチして、いそいそと帰る準備を始めた。
「ねー！公園で遊んでいっていいー？」
「将太くんとこ大丈夫？」
「うん。大丈夫。将太ー。ママ、ひつじ組さん行ってくるから、帰るお支度してね。」
「はぁーい！」
楽しみができたときはとても張り切ってテキパキ動いてくれる。いつもだと助かるなぁ。
「香菜ー。」
「ママー！おかえり！」
「今日は賢人くんのとこもお迎え来てるよ。一緒に「かえる！じゅんびする！」
食い気味だなぁ。
うちの子たちといったら。
香菜も合流し、保育園前の公園に行く。
遊ぶことに飽きないのかな子どもって。
すごいなぁ。……って、私も昔は子どもだったけど。忘れた感覚だ。
「あ、将太くんママ。私ね、2人目できたんだ。」
「えぇー！おめでとう！」
「わかったのは春先なんだけど落ち着いたら言おうって。そろそろ賢人にも。」
「そっかそっかぁ。喜ぶねぇ。」
「赤葦家は？3人目。」
「欲しいねーって話はしてるんだけど、時期を考えてて。将太も小学校あがるし、タイミング的にどうかなって思って。私、大丈夫かって。でも、そんなこと言ってたらずるずる延びるよねぇ。」
「悩むよねぇ。」
夕方の井戸端会議を楽しんだ。
特訓の日にお祝いしてあげようっと。
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深淵少女 - あかり…って誰ですか…？ (2023年4月18日 22時) (
レス) @page18 id: 1beab73a6d (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - ネオンさん» ありがとうございます！なるべく速めに更新できるようにします！楽しんでいただけて嬉しい！ (2017年7月13日 12時) (レス) id: 7ef4c8811d (このIDを非表示/違反報告)
ネオン(プロフ) - 前作からずっと好きで更新楽しみにしてます！更新頑張ってくださいo(｀^´*) (2017年7月11日 22時) (レス) id: b78b523cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりねずみ。 | 作成日時：2017年4月18日 11時
