2話【変わったやつ】 ページ3
忘れものを取りに教室へ戻ろうと扉に手をかけると話声が聞こえる
こそっと後ろから扉を開け覗くとAが机の上で
真剣に書きものをしていた
教室に入って来たこともわかっていないくらい
真剣な表情でノートを書き続ける音とAの声だけが静かな教室で響きわたる
元々あのこともあって少し気になっていた自分がいた
「お茶子ちゃんはお餅が好きで…耳郎ちゃんは楽器がすごくて…」
ブツブツ言ってるのを見るとクソナード2号かよ
とうっかり声が抑えきれずに笑ってしまう
その声にやっと反応したのかAが急に後ろを振り向き顔を真っ赤にさせながらノートを握りしめ俺を見た
「き、聞いてた…？今の…」
どうやらクラスの女共の好物やら特技やらをまとめていたらしい
うまく話せるように予行練習するためだとかなんとか
影で努力しているのを知った
ヤクザの娘というレッテルを貼られて小、中と
友達がいなかったらしく
高校でこんなに話しをしてくれる友達が居なかったそうだ
その話を聞いて納得がいく
ヤクザというだけでも印象が悪い
最初見たときも印象がでかすぎるほど
あんな集団は映画の中だけの
出来事だと思っていた
こいつも大変だなと同情する
その時お前の事を少しだけ知れた気がした
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雪桜 サブ - 絵が可愛い。ナニコレ微笑ましい←と言うことで頑張って下さい待ってます！ (2019年5月1日 21時) (
レス) id: 7e8f63469d (このIDを非表示/違反報告)
夜空 紺(プロフ) - イラスト上手ですね!!可愛い…（⌒∨⌒）♪ 私の小説も読んで下さい!!コメントと評価もお願いします!!m(__)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: fc8d10a14d (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - 可愛いお話ですね！！(^▽^)/ (2018年11月11日 18時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 素敵なイラストですね！すごく可愛いです！宜しければお友達になんて…← (2018年11月2日 21時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん | 作成日時：2018年10月27日 22時
