#102 ページ5
章大side
夜の回診の時間になって、ヨコちょとたつの病室へ行ってんけど…
章大「おらへん。」
侯隆「アイツどこいってん！？」
ベッドはもぬけの殻。
章大「トイレ…ですかね？僕見てきます！」
侯隆「おん、頼むわ。」
ーーー
章大「たっちょんおるー？」
トイレに着き、呼びかける。
・ ・ ・
あれ…、誰も居らん？
と、その時。
「……ｸﾞｽﾞｯ…」
トイレの個室から声が聞こえた。
章大「…たっちょん？」
忠義「…ヤ、ス？…」
章大「おんヤスやでぇ。どうした？大丈夫？」
忠義「おれっ…おれっ…」
…泣いてる？
章大「たっちょん？１回落ち着き？ドア開けれる？」
忠義「嫌やっ ！」
章大「嫌なん？んーっと…胸苦しい？」
忠義「苦しく、なぃ…。」
そっか、とりあえず一安心。
章大「えーっと…僕どうしたらええ？」
何で泣いてんのか、中がどんな状況なんか全く分からへんけど…とりあえず優しく声を掛けて安心出来るようにする。
忠義「もぉ、嫌や…ｸﾞｽﾞｯ…」
章大「分かった分かった、嫌やねんな？
トイレ暑くない？大丈夫？」
忠義「…ヤス…」
章大「おん、ヤスおるよ？」
そこから少しの間たっちょんからの応答はなく…聞こえてくるのは泣き声だけ。
外からも鍵は開けれるようになってるから開けた方がええのかかんがえとったら…
侯隆「ヤス？おった？」
戻るのが遅くて気になったヨコちょがやって来た。
章大「あ、横山先生。はい、個室にいるんですけど…」
これまでの状況を説明した。
侯隆「…たつ？」
忠義「……ｸﾞｽﾞｯ」
侯隆「泣くと苦しくなるから泣かんで？」
忠義「…ハァ…ん…」
侯隆「ドア開けれるか？部屋戻ろ、トイレなんかずっと居りたくないやろ。」
僕も横山先生もなんとなくやけどたっちょんの泣いてる理由に検討がついていた。
侯隆「出てこん言うなら外から鍵開けるで？ええなぁ？」
……ガチャ
あ、開いた。
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新道踏切(プロフ) - 更新楽しみです！今日見つけてすぐ読んじゃいました！更新してるの見たいです!!!! (2021年4月11日 12時) (
レス) id: 7158c48a17 (このIDを非表示/違反報告)
菜月(プロフ) - 気長に更新まってます！何度もリピってつい読み直しちゃいます！続きも楽しみです！ (2020年11月22日 8時) (レス) id: 766264bb46 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 更新待っています！ (2020年10月22日 7時) (レス) id: 63651968c9 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新楽しみにしてます！！またゆっくりで良いので更新してください！！ (2020年10月13日 19時) (レス) id: ac090d0a03 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいてます。この作品が大好きで、何回も見返してます。これからも無理のないペースで、更新していただけるのを楽しみにしております！ (2020年7月29日 1時) (レス) id: 96e7443e85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yunn | 作成日時：2020年6月7日 0時
