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"「おおきくなったら結婚しようね」"
「今でも夢に現れるの、…その男の子と巡り合って結婚するって決めてるから」
永瀬「……」
おっ、この沈黙はもしや、…
感動してくれてる…？？
「…れんくん…？？」
永瀬「…しょーもなっ、」
「は？」
永瀬「まじでしょーもない」
「…ねぇ、ひどい。今日2回目じゃん」
永瀬「だいたいどうやって巡り合うねん」
「運命の赤い糸…『だるいだるい』…なんでよ！」
永瀬「よー考えてみ？？そんなん待ってたらシワシワのお婆ちゃんどころか、あの世逝ってんで？？」
「……まぁたしかに。」
ごもっともだけど。
でも23だし、…まだそういう考え捨てなくても…
(もう23)
永瀬「…はぁ。でもまぁ簡単に初めて捨てる奴よりかはAちゃんみたいなんのほうがええな。」
「えへへ〜」
永瀬「別に褒めてへんけど？？」
「…ふーん。」
永瀬「……てか、それなら、…そーゆーこともまだないん？？」
「そーゆーこと、って？」
永瀬「…まって、ここまで純粋やと困るわ」
「…？？」
永瀬「……教えたろか？」
「うん(？)」
永瀬「…(まじで)じゃあ部屋案内して」
「え、お部屋？」
そのまま私の部屋へ向かう、
よかった〜片付けておいて。
なーんて思いながらドアノブに手をかけたとき、
永瀬「待って、」
私の手を掴んだ。
「…ん？」
永瀬「…大人なことやで？ほんまにわかってる？」
「私もう大人だよ？ていうか廉くんより歳上だし」
永瀬「……じゃあ途中で嫌や言うても止めへんからな」
「…うん？」
なんだろう、大人なことって、
そして、ゆっくりと部屋のドアを開ける。
「ごめんね〜…片付けたんだけど…………」
ドサッ
「……えっ、」
永瀬「なぁ、覚悟決めてや」
.
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作者名：ゆん | 作成日時：2020年3月12日 23時
