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永瀬side









永瀬「…なにそれ、しょーもな、」

「ひっどーい、人が真剣に話してるのに」









昨日ぶりに紫耀の家にやって来た。

あいつは別の撮影で夜遅くまでかかるってさ。




…や、下心はないで、…??






…そんで、話を聞いたらまぁ思った通りで。

しょーもなかったっスわ。









永瀬「ていうか、それは完全にあいつが悪いけどさ、」

「うん、そーだよね?」

永瀬「でも、今こういう状態にしてるのはAちゃんが悪いよ?」

「…え?」









やっぱ分かってなかったか〜…

鈍感にも程があるよね、通り越してあほやん。









永瀬「だって俺の名前を出して機嫌悪くしたんやろ?」

「…あ、そうなの?」

永瀬「いやそこから?ww」

「うん、それで、…?」

永瀬「それなら尚更、今家に二人っきりとかもっと機嫌損ねるやろ」

「…うそ、」

永瀬「どーせ紫耀に言ってないやろ」

「言ってないも何も、連絡つかないし…」

永瀬「あーあ、怒らせたぁー」

「えっ、どうしよ、」









ふはっ、ほんまに面白いわ。


ちょっとこう言っただけで、この焦り様。


まじで2歳も年上やとは思われへん。









永瀬「…まぁでもそれならさ、…」

「?」

永瀬「いっそ紫耀は辞めて俺んとこ来たら?」

「…ん?それは一体…??」

永瀬「だーかーらー、俺の彼女になったらええやん。そしたらあいつが妬こうが関係ないやろ」

「えっ彼女!?」

永瀬「おん」









何をそんな顔を真っ赤にすんねん、

みるちるうちにリンゴみたいになってるし。









「だめですっ、だめですっ!!」

永瀬「いやそんな早く振られると辛いんやけど」

「…だって、彼女って、…その、ちゅーしたり…するんだよね?」

永瀬「まぁな」

「…わたしっ、ファーストキスは運命の人とするって決めてるので!!」

永瀬「…は?」









まさか、頭お花畑系女子???









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作者名:ゆん | 作成日時:2020年3月12日 23時

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