幼馴染みは天然ゴリラ《平野紫耀》 (ページ5)

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「あっ、そういえば今日ね、すっごいお顔の整った人に会ったの」

『…はい？』

「だから、すっごい格好良くて…」

『なに、ナンパされたの？』

「違う違う！むしろ逆！」

『ぎゃく！？したの？！』

「それも違う！…んー、なーんていえば…」

ほんとに紫耀は天然なんだから。

全然話が噛み合わないよー…

「とにかく！王子様みたいな人だった！」

『……ふーん。』

「でもなんかで見たことあるんだよなぁ」

『…目の前に王子様いるじゃん』

「あ、King & Princeってこと？」

『…そうだけど、そうじゃない』

「なになにーー？」

『あーもういいよ。飯食おう、』

「はーい」

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今日のディナーは、ご飯にお味噌汁にスーパーで買ってきたお惣菜。

…私は別にいいんだけど、

『いただきまーすっ』

「……」

『あれ、食べないの？』

「…何かごめんね。アイドルだし芸能人なんだから、もっとこういうのも気を遣わなきゃいけないのに。」

『いやいや、米炊いてお味噌汁作ってくれるだけで十分よ！？なんなら俺一人じゃ自炊すらしないもん』

「ほんと？」

『うん、だからAが来てくれてすげー助かった！仕事も大変なのにありがとな』

「……もう～～嬉しいなぁ、」

『じゃ、食べますかっ、』

「うん、いただきまーす！」

でも、仕事もこの環境にも慣れてきたら、

もっと料理も勉強して、美味しいお料理振る舞えたら良いなぁ。

きっと紫耀も喜んでくれるよね。

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