49:いつも君を呼ぶその声 ページ48
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『そらるくん』
なんて、君を呼ぶ声に
私とそらるは2人で振り向いた。
聞き覚えのある猫なで声。嫌な予感がして、この予感は的中して欲しくないと一瞬にして思ったものの、
残念ながら予感が的中。
私の一生の敵で、そらるの元カノでもある
あいつが立っていた。
そらるの初恋の相手。ユリちゃんだ。(７話参照)
ユリちゃんはそらるの姿を捉えると
思いっきり抱きついた。
──── デジャブだ。
前も見た、この光景。
そして翌日には、2人は復縁して。
私はそんな事実に、必死に目をそらしたんだっけ。
私が今、目をそらしたら
2人は復縁してしまうのだろうか。
そんなのもう、嫌だから。
私はその様子を、目を開けてみていた。
そらるは、驚いていたが
その行動に我に返って、ユリちゃんのことを振り払う。
振り払う、のはいつもとは違う行動だった。
｢ちょっと、ユリちゃん。そらるに構わないでよ。｣
｢…なんですか、また。なんで先輩がそんなこと言えるんですか。｣
｢だって私は、そらるの幼馴…｣
｢幼馴染みだったら尚更言えないじゃないですか。先輩こそ、私たち二人の問題を邪魔しないでくださいよ。｣
｢………｣
そんな言い争いをしていると、
ユリちゃんの携帯電話が鳴る。
仕事の電話だろうか。
｢すぐ行きます｣と答えたユリちゃんは、電話を切ると私達の方へ向いた。
｢今日はこれで終わり。そらるくん、また話そうね？｣
もう、彼女でもなんでもないくせに
2個上のそらるのことをそんなふうに呼ばれたく無かった。
ユリちゃんは、歳下ながら相変わらずムカつくキャラクターだ。
｢あ、あとA先輩。20年幼馴染みだったら、これから先も幼馴染のまんまですからね。下手な手だしはしない方がいいですよ？｣
幼馴染以下になっちゃいますから。
耳元でそう言われて、私はムカつかないはずがなかった。
嵐はこのようにして去っていった。
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ぽにょ - 間違いだったらごめんなさい。このお話って「サムマイウェイ」のパクリではないでしょうか？ (2022年9月4日 19時) (
レス) @page28 id: b0029b04cd (このIDを非表示/違反報告)
花蘭(プロフ) - どうして後半だけパスワードがかかっているのでしょうか…？ (2020年8月15日 10時) (レス) id: 7a9bcca966 (このIDを非表示/違反報告)
まぬん(プロフ) - 完成したはずの後編を見たいんですけどパスワードがかかっていて見れません…よければパスワードを教えてて頂きたいです！ (2020年5月14日 8時) (レス) id: d24847e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - お話の続きを読ませていただきたいのですが、パスワードを教えて頂くとこは可能でしょうか…？？ (2020年3月27日 9時) (レス) id: eab2b547de (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - 初コメ失礼します。 (2020年3月27日 9時) (レス) id: eab2b547de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんた
| 作成日時：2018年6月17日 21時
