27話 ページ29
どんどん深くなる口吸いはお互いを慰めているようで、
震える彼は耐えられないから爪を立てる。
「君をこんなにするなんて、」
『っはぁ、、っ、』
任務がある、時間が無い。
なのに何故こんなにも離し難いのか
指でなぞれば腰が跳ねる、
好い所を触ってやれば布団の上を踵が滑る。
何もかもが愛おしくて、可愛らしい
「本当にいいのか」
『いい、いいから、っ、早く』
汗ばんだ肌を合わせる。
お互いの体温が熱くてあつくて逆上せそうなくらい。
『あっ、んぅ、、っ!』
「っ、動いても、いいだろうか」
『ぇ、だめ、ぅ、っ!』
回された腕に力が込められたり、背中に傷が出来るのを感じたり、全てが興奮する材料になる
「随分良さそうな顔だ、っ」
『へ、?』
指摘された彼は茹でたタコのように真っ赤になって顔を覆った。
「こら、隠すな」
『や、だぁっ!、はぁ、だめっ、』
「はあ、愛らしい、好きだ」
『ん、んぅ、すき、っ』
2人はずっとこうしていた。
夜になって時間がきてようやく身支度を整えた。
その間も何度も口吸いをした。
随分と惚けた彼がふらつきながら任務に向かう姿を見て、苦しくなった。
絶対に帰ってこよう。
それから彼に思いの丈を。
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作者名:papo | 作成日時:2019年9月10日 23時