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23話 ページ25

今朝はとんでもなく気分がいい。

俺は軽い足取りで本部の敷地に足を踏み入れた。

でも昨夜のことを思い出すと恥ずかしさが、、!
年下に!あんな、、!


『ぐう、、っ、穴があったら入りたい、、』

「…ではここに掘って差し上げましょうか?」


独り言にいじわるで返してくるのはしのぶさん。
くすくすと口元に手を当ててやらしい笑みを浮かべている


『くっそ〜!なんていじわるなの、、!可愛い顔した悪魔め、、』

「あらあら、では昨夜のこと皆さんにお話ししてもいいのですか?」


俺は喉がぎゅん!と変な音を立て、これでもかと言うほど目を見開いた。

なぜ、、!それを、、!

「なぜ、とでも言いたそうですねぇ」

『あぐ…っ、そうか昨夜は蝶屋敷で…』

「壁が薄いですから、筒抜けです♡」


なんだその顔は!にやにやしやがって!年下のくせに!


「ごめん、竈門くん、鬼は嫌いなんだ、、」

『あああああああ!!!殺せ!いっそ殺せ!』


そんなに丸聞こえだったの!?
もうせっかく目覚めの良い朝だったのに!台無し!悪魔!

俺がぐうっとしのぶさんを睨んでいると腹部に突然の圧迫感が襲った


「朝っぱらからギャアギャア餓鬼がうるせぇなァ…?」

『あぐ、、苦し…っ実弥さん、、降ろせやい!』

「おはようございます不死川さん、今朝はお早いんですね」


何故、何故肩に抱えられてんの…なん、なんなのよ…さっきから…!

実弥さんは俺を抱えたままどんどん歩く。
え、米俵?



「あんまり虐めてやるなよォ、コイツうるせぇからなァ」

『お!良いこと言う!』

「お話ししてただけでしたのに、、残念です」

『嘘つけ!あほ!腹黒!』

ぷん!ってそっぽ向いたけど

「きちんと寝られたみたいでよかった」

ってちょっと聞こえたのはなんだか幸せな気持ちになった。
いつもありがとうしのぶさん

「Aさん、何だかお顔がだらしないですよ?」

『な!あ!ぼけ!今の気持ち返せ!』

「ひとの上で暴れんじゃねェ」

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作者名:papo | 作成日時:2019年9月10日 23時

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