君をドロドロに甘やかしたい【夏油傑】 (ページ9)

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犯人はページ9

｀

優しすぎる夏油さんに甘え

ソファーに座り、辺りを見回していた。

部屋は凄くシンプルで男性の部屋に入ったことのない私は興味深々

家具もおしゃれで、色合いもセンスがいい

何といっても、、、広い！！！！

しかも高層階で眺めは最高！！

ソファーに座っていたが景色をもっと近くで見たくなり夢中で駆け寄っていた。

『わ～！！！綺麗！！！凄い！！すっごい！！！』

夏油さんが居るのにも関わらず、無邪気に喜んでしまった。

「出来たよ。早くおいで」

と言われお腹の空いていた私は一目散に向かっていた。

、、、、、、、

わっ、、、

余りにも惹かれる見た目

小料理屋で出るほど、上品で綺麗な和食御膳

とりあえず胃に優しそうなお味噌汁から口に運ぶ

「、、、どう？」

『ううううう～、、、美味しいです。。。」

「良かった。Aちゃんの胃袋は掴めたかな？」

『もちろんです！お料理好きなんですか？』

「、、、好きといえば好きかな？
まあ1人暮らしが長いからね。
毎日のように料理してたからこうなったんだ。」

『へ～、、、凄いですね！』

「Aちゃんは料理するの？」

『まあ、、、人並みに？
夏油さんみたいに上手くはないですけど。。。』

「そうなんだ。今度食べさせてねっ。」

『え～///どうしよう～///
そんなに期待しないでくれたらいいですよ？』

他愛もない会話をしていたが、心が温まる感じがして幸せな時間だった。

ご飯も食べ終わり、流石にご馳走になって何もしないで帰るのは出来なかったので食器を洗わせてもらった。

そろそろ帰らないと、、と思い着替えをしに洗面所をお借りした

やっぱり、広い、、、洗めん、、、

鏡を見てびっくりした。

化粧が、、、綺麗に落とされてる、、

え？私落とした？

いや、、、犯人は、、、

『夏油さ～ん！！！！
メイク落としてくれたんですか？』

「あっ、うん。そのままにするのもね、、、
ごめん、、、嫌だった？」

『何から何までごめんなさい～////』

「いいから、着替えてきな。」

夏油さんが優し過ぎて、それに甘えている自分が惨めに思えてくる。

ホントに何から何まで、、、

そんなのお構いなしの夏油さんは私の頭をポンポンしながら

ほらほら、と洗面所に連れて行かれた。