君をドロドロに甘やかしたい【夏油傑】

お兄さん ページ6

｀

-夏油side-





3人で談笑していたが、本当のことをいうと2人っきりで話したかった。

まあAが楽しそうに話してる姿を見ると愛し過ぎてこれはこれで幸せ。











でも、、、何か引っかかる。。。










私と話してる感じが、近所のお兄さんみたいな、、、










まて、まて、まて、、、





私だって人並み？、、いやそれ以上か、、、

女の子との関係だってある。

普通の子はもっと可愛く振舞い、私に好かれようとする。

そんな女の子を腐るほど見てきた

微笑めば頬を赤らめ、私に好かれていると勘違いする








でも、この感じは違う

手ごたえがまるでない

この子は私を優しいお兄さんだと思っているのかい？









絶対そうに違いない






分からせてあげないと。。。









カフェを出ると、一気に寒さを感じた。

厚手のコートとはいえ、首元がら空きの恰好で帰るAが許せなかった。







、、、のもあるが、、、


未だに意識していないAが許せない。

分からせるつもりで丁寧にマフラーという名の首輪を着けた

獣の鋭い牙を見せるように熱い視線を送り

逃げられないように返事をさせた。




私にうっとりしているAを見てほっとした




普通は、、、こうなるよな。

うっとりするはずだ。

私に魅力がなくなったわけではないよな。



寒空にAと会話しながら心の中では自問自答を繰り返していた








BARで飲んでいるとAの飲むペースが徐々に上がってきた。




「大丈夫？ ペース早くなってきてない？」



『大丈夫です！！
だって〜 美味しいし飲みやすいので、、、ふふっ、、、』








会話になってない。






ニコニコして楽しそうに飲んでるお酒を取り上げられない。

私は紳士だからね。

明日お休みっていうからいいけど











寝るのだけは、、、、












駄目だよ。

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