君をドロドロに甘やかしたい【夏油傑】

やっとここまできた ページ1

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-夏油side-






見慣れた景色。

うっとりするような夜景
ヘッドライトがかき消される程のぎらぎら輝くネオンの灯り
誰もが羨むマンハッタンを一望できる高層階。




そんな夜景も今日で終わり



1年前からここNYで仕事をしていた。
仕事をする場所なんて何処でもいいと思っていたが、Aと出会って好きになってNYへの転勤が決まった。
始めは断っていたが1年のみという条件と、ある条件を提示されて仕方なく承諾した。







そしてやっと1年経った、、、、

Aのいる日本に戻れる嬉しさはこの景色が霞んで見えてくるほどだ。





ソファーに無造作にばらまかれたAの写真から一枚手に取る。


「、、、、、、ㇷㇷッ」


写真に写っている何も知らない純白で無防備な笑顔に顔が緩んでしまう。



この笑顔を早く私のものにしたい

何百枚という様々な表情の静止画より本物のAをみたい





ずっと妄想していたんだ。







Aの瞳に私を映して

熱る様な視線で見つめあい

頬を赤らめるAを恥ずかしめて

ドロドロに甘やかして

指の先から足の先までを奪って

快感に溺れるAを











、、、、喰いたい。




悶える心を必死に抑えてきたんだ。




1年も我慢した私を褒めてもらいたいぐらいだよ。
だからもう抑える気はないよ。





「、、、、ジュルッ、、、、ペロッ、、、、」


熟した桃を丸かじりするかの様に写真を舐めた










やっとここまできたんだ







覚悟してね。
私の可愛いA。

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