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Quiet_37 ページ40

朝六時

鳳君が洋風の朝食を私が和風の朝食を作り終えた

準備が終わると鳳君は向日さん、忍足さん、宍戸さん、滝さんを起こしに

そしては私は跡部さん、若、芥川さん、樺地君を起こしに向かった



「おはようございます…」

「おはようございます…火野水さん」

「おはよう、樺地君」

「ウス」



声で起きたのは樺地君だけだった

若は何度か見ているけどいつも通り

芥川さんは流石何処でも寝れるだけある…一番綺麗な姿勢だ



「朝食できましたよ…起きてください……起きない」



取り敢えずは跡部さんの体を揺すってみる

起きる気配はない

ついでに、芥川さんもしたが同じ反応だ

と、隣で欠伸をする若の声が聞こえた


「ふあぁぁ…癒衣?」

「おはよう…あのね若

跡部さんと…芥川さんが起きない…」

「全く…自分が大会だから寝坊するなって言っておきながら

自分達が一番寝てるじゃないですか…

跡部部長、起きてくださいよ!遅刻ですよ、試合始まってますよ!」

「何だと!」



意外にもその言葉だけで飛び起きた

起きるや否や、時計を見ようとする跡部さんの若は勝ち誇った様な表情で言った


「嘘に決まってるじゃないですか

第一、跡部部長が寝坊して参加できないなら俺が代わりにS1でますよ

丁度いい下剋上じゃないですか」


サラッと酷いことを言うものだ

しかし、それって下剋上になるのだろうか?

ちょっと、疑問に思ったが黙っておくことにした



「じゃあ…残りは…芥川さん」

「癒衣、あれは起こせないぞ」

「…起こせないの?

……起きて、起きて芥川さん…」



ゆさゆさと芥川さんの体を揺する

結局その程度では起きなかった

この時、若と跡部さんがその程度では起きないと心の中で叫んでいたが

勿論、声に出されていないので私が気づくことはなかった

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めめこむまーりん(プロフ) - 修正が終わるの楽しみにしてますね。 (2018年10月10日 12時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 x他1人 | 作成日時:2012年6月26日 1時

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