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Quiet_27 ページ30

勿論、交流試合じみたあの試合には勝利し

着替えて帰る準備をする

丁度、準備が終わったあたりで聞きたくない着信音が聞こえた



「は…はい」

『先生、ようやく出てくれましたね

原稿のほうはどうですか?締め切りはあ…』



早口で話される内容を聞きたくなくて秒で切った

そしたら、今度は恐ろしいぐらいのメールが飛んできた



「癒衣!どうした!」

「締め切り…忘れてた…」

「マジかよ…」

「おい日吉、火野水

締め切りって何のことだ?」

「ゲッ…跡部部長」



何で、この人いつもタイミング最悪なんだろうか?

一種の才能じゃなかろうか

それより、取り敢えず一言言わせてほしい



「…跡部さん…女の子の着替え現場に足を運ぶなんて変態ですか?」

「それをなんで日吉には言わないんだ!」

「若は跡部さんと違って優しいから…」


取り敢えず、着替えは終えたのですることは一つ

若の腕にすがり付いてジーッと跡部さんの様子を伺う

どうして、若に縋りつくか?この場面で助けてくれるのは若だけに違いない、絶対間違ってない



「ハァ…で、締め切りって何なんだ?」

「そ、それは…」



と、戸惑いながら口を開く私を止め、若が口を開いた

やっぱり、頼りになる…



「癒衣の内職ですよ

それの締め切りが明日なんです

いつも俺も手伝ってるんですけど本人がいないのに

家にも入れないしでほっておいたら間に合わなくて

締め切りが明日ってことに今気づいただけです」



ナイスフォローとは口に出さないが内心とても安心して

緊張がほぐれた……しかし…



「なら明日は練習もねぇんだし

お前の内職全員で手伝うってのはどうだ?」

「むしろ、そこまで来られると邪魔に決まってるでしょう?

俺と癒衣の二人で丁度いいんです!」



そう若は吐き捨てると私の腕を引っ張って走り出した

後ろから跡部さんの怒鳴り声が聞こえる

うん、あのままいたらますます追及されたに違いないからこの選択肢、最良だと思う若すごい



「最悪、家に来るようなことがあったら…いや来そうだな

明日は外で作業するか」

「うん…ごめんね、費用は持つよ」

「…あぁ、助かる」



結局結論は一時間ごとに場所を変える

またはテニス部部員に見つかれば場所を変えるというものだった

これがいかにハードな考えだったかは翌日知ることとなった

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めめこむまーりん(プロフ) - 修正が終わるの楽しみにしてますね。 (2018年10月10日 12時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 x他1人 | 作成日時:2012年6月26日 1時

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