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Quiet_20 ページ23

着信音が鳴った

こんなお昼時だが若からの電話だった

珍しく思いながらも電話に出ることにした



「もしもし?」

『お前今何処にいる!!』

「「!?」」


声が耳に響く、音も漏れていたようで近くにいたお兄ちゃん達は驚いて

皆、こちらを見た



「もしかして…例の部長さん?」

「う、うん…」

『おい、聞いてるか?』

「…取り敢えず出かけてます」

『じゃあ、さっさと帰って来い!
全国大会のメンバーを決めるんだ、お前のせいで発表できねぇんだ!!』


ブチッと一方的に切られる

そういえば何故、日吉の携帯に跡部が出たのかを聞き忘れた



「どうするんだ?全国出てくるのか?」

「行かないとあの人が煩いもの…

それに若も心配してるだろうし…

でもまだ帰りたくないな…寂しいし」



そう言うわけにいかないのは先程の電話からも

わかっているので大きな溜息を吐いた

肩を落としながら荷物を纏めて入り口まで歩いていくと

至小父様が皆を集めてカメラを準備していた



「新入りもいるので最後に記念撮影をと思ってね

今すぐ写真は渡せないけどデータと現像した写真は後で上げるからね」

「あーっ、もう…皆、大好きです!」



珍しく監督達も総出で写真を撮った

それを終えると、皆が見送ってくれた



「向こうついたら連絡しろよ」

「気をつけろよ」

「怪我しないようにしろよ」

「うん、いってきまーす!お兄ちゃん達!」



荷物を全部持ち

東京に向かい合宿所をあとにする

勿論、帰る気はなかったはずなのにいざ歩き出すと

久しぶりに皆に会えるのを少し期待する自分がいた

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めめこむまーりん(プロフ) - 修正が終わるの楽しみにしてますね。 (2018年10月10日 12時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 x他1人 | 作成日時:2012年6月26日 1時

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