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Quiet_17 ページ20

新人戦も終わり

言っている間にやってきた夏休み

全く姿を現さない火野水に痺れを切らした俺は

親友である日吉に怒鳴りつけた



「日吉、アイツどこ行きやがった!」

「えっと…その事なんですけど…どうぞ」

「手紙か…」


飾りっ気のない真っ白な紙に綺麗な文字で書かれた内容はこれだ

【跡部さんへ

知り合いに呼ばれたので当分そっちにいます

探さないでください

多分、そのうち帰ってきます

火野水癒衣】



「…ふざけるな!!」

「どないしたんや、跡部?」

「火野水の奴、勝手にどっか行きやがった!」



と、文句を言ったところで先手を打たれた以上

どうしようもない

頼みの綱は目の前のコイツだけだ



「心当たりはあんのか?」

「知りませんよ、四六時中一緒にいるわけじゃないんですから

あぁ…でも、毎年この時期になると数日分の荷物持って何処かに行きますよ

何処に行ってるかは知りませんけど」

「その、何処かが重要なんだろうが!!

もういい…電話でも掛ければ出るだろう」



スマホから連絡先を選び出し連絡を掛ける

しかし、聞こえてくるのは…



『おかけになった電話は電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため…』

「……」

「あ、跡部?」

「あんの野郎!!戻ってきたら承知しねぇぞ!!」



その日の練習はその鬱憤を晴らすように

きつめの内容になってしまった

これも、アイツのせいだ

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めめこむまーりん(プロフ) - 修正が終わるの楽しみにしてますね。 (2018年10月10日 12時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零夜&李香 x他1人 | 作成日時:2012年6月26日 1時

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