検索窓
今日:10 hit、昨日:17 hit、合計:132,774 hit

Quiet_9 ページ12

次の日、学校に行くなり提出した入部届はその日の放課後には受理されていた

準備もあり、その翌日から部活動に参加した私は

何処からも感じる不快な視線に苛立ちを募らせていた



「…」

「ん?何だ?」


黙りこける私に不審を抱いた跡部さんは私に声を掛けてきた

それに対する答えは手持ちのメモ帳に記した【視線が騒がしい、不愉快です】の一言

それを見た、彼はハァと溜息を一つ吐いた



「…いつものことだ」



そう言われ諦めて彼についていくとそこには個性豊かな面々がそろっていた

あぁ、そういえば…顔合わせだと言っていた気がする



「そいつが出遅れ入部生?女じゃん」

「なんや、前髪長いな…」

「Zzz…」

「その前髪、激ダサだぜ」

「その辺にしとけ

おい、火野水…自己紹介しろ」

「…新入部員の、火野水癒衣…です

よろしく…お願いします…」



単調な自己紹介に彼等が何を思ったのか

考える間もなく、各々好き勝手言葉を発し始めた



「なんや!お譲ちゃん可愛い声してるやないか!」

「もしかして…マネージャーだったり?」

「違う、こいつは今日から正レギュラーだ」

「「えぇーっ!!?」」



レギュラーメンバーの声に一瞬、怯んだ

と、そうこうしている内にまだいなかったメンバーが

コートに入ってきた……ほとんど、自分のよく知る面々だった



「連れてきたよって…あれ」

「ゆ、癒衣!?お前なんで…」

「火野水さん、こんにちは」

「ウス」

「……入部した、その、また…よろしく」



その後、軽く自己紹介もして貰えた

第一印象はそこまで悪くならなかったようだ

しかし、そんな幸せそうな風景を

忌々しそうに見つめる生徒がいることはずっと気が付いていた

Quiet_10→←Quiet_8


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
85人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 氷帝
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めめこむまーりん(プロフ) - 修正が終わるの楽しみにしてますね。 (2018年10月10日 12時) (レス) id: 43047aa610 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零夜&李香 x他1人 | 作成日時:2012年6月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。