職場体験・前４ ページ41
in夢主
ダ「…なんてことがあってね。」
やれやれ、といった風に話すダヴィンチちゃん。
まさか、そんなことがあったなんて想像してなかった。
ダ「まあ、こんな感じで引率役が強力なわけだし、Aちゃんは今回、特異点探索の時みたいに後ろから指示を出したり、後方支援がメインだろうから命の危険はないと思うよ？だから、大丈夫だよ、マシュ。」
そう言って、ダヴィンチちゃんはマシュの方を向くとマシュは渋々といった感じで「分かりました。」と言ってくれた。
そして、ダヴィンチちゃんは私の方に向き直してこう言った。
ダ「いいかい？人理修復やロストベルトのことを強要していた身の私がこんなことを君に言うのは筋違いなのは承知だが、私たち、サーヴァントもカルデアの職員も君がやりたいことを尊重もするし、応援もするが、ソレと心配しない、君を守らない、なんてことはないんだ。
これだけは覚えておいてくれ、皆、君が心配で心配で仕方ないんだ。」
しっかりとそう言ってくれたダヴィンチちゃんは聖母のように暖かく柔らかい笑みでそう言った。
私は…
・
管制室から出た後、自室に戻って着替える。
白い魔術礼衣だ。学校でいつも着ているけど、カルデアでこの格好をすると昔に戻った気分になる。
このまま保須に行く。
他に行くメンバーはもう準備万端らしい。
扉を開けるとマシュがいた。
「あれ、マシュ？なんで？てっきり開発の方いったのかと…」
尋ねると、マシュはうつむいた顔を上げて、声を絞り出すようにしゃべり始めた。
マ「先輩…私は先輩がこれ以上危険な目にあってほしくありません。だから、ヒーローになんかなってほしくないです。
でも、それと同時に世界を何度も救った先輩に浴びてほしかった大きな賞賛を今度は浴びてほしいと思うんです。だから……」
マシュの言葉はもう続かない。だって、私が抱きしめたから。
安心させるように頭を撫でながら言った。
「マシュ…行ってきます。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 395人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白(プロフ) - 雪さん» リクエスト、応援ありがとうございます。中々の難題が来たな！頑張ります。 (2019年2月23日 11時) (
レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - リクエストお願いします！ビリ−とオジマンとプ口トア一サ一を登場させてください。もうサ一ヴァント尊い…。何回も見てます！応えんしてます。 がんばってください！ (2019年2月17日 13時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ぷりんあらもーどさん» ご指摘ありがとうございます。寝ぼけて打ち間違いたのかな？訂正しました。 (2019年1月19日 12時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんあらもーど(プロフ) - 対敵8にある聖杯の座と言うのは英霊の座の事でしょうか…？ (2019年1月14日 11時) (レス) id: 63dcdd534b (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - フェニックスさん» 訂正しました。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月23日 22時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白 | 作成日時：2018年10月9日 18時
