キミは下僕。2 (ページ7)

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「本当にごめんなさい。土下座します」

というとホソク先輩は笑った。

「全然いいよ。プールで溺れかけて帰ったって聞いたから。昨日はお客さん少なかったし」

「本当にすみません」

「それより、Aちゃんに謝りたいっていう奴がいるんだけど」

すると、ホソク先輩は隣にいる茶髪のイケメンな先輩の肩を叩いた。

「ごめんね、Aちゃん、この前は大丈夫だった？」

誰……この人、こんなイケメンと、接した覚えないけど

「あの、私どこかでお会いしましたっけ？」

と言うとその人は笑った。

「ヤー、俺だよ俺。体育のときに君の顔面にサッカーボールぶつけた張本人」

あー、あのとき私がとてつもなく呪ってやりたいと思った先輩か、こんなイケメンだったんだ

「俺の友達のソクジン。お詫びにこいつが、Aちゃんの好きなもの何でも買ってやるって」

「え、そんな、いいですよ」

「いいのいいの、俺が全部悪いし。何でも奢るよ何がいい？」

そんなことを話していると、後ろから突き刺さる視線

振り返るとそこには、不機嫌極まりないジョングクがいた

「お前、男の知り合いなんていないって言ったよな？」

そんなの一言も言ってないよ。

「で、誰こいつら」

明らかに不機嫌な声を出すジョングク。
こらこら、三年の先輩にこいつなんて言うんじゃありません

「バイト先のホソク先輩と、ソクジン？先輩だよ」

「へえ」

聞いといて、興味無さそうな返事するなよ

「え、後ろのイケメンてもしかして、チョン・ジョングク？」

そう言ったのは、ソクジン先輩だ。

「ソクジン先輩、知ってるんですか？」

「噂で名前だけ知ってた。俺と張り合えるくらいのイケメンだって聞いたことある」

ちょっと今の発言先輩だけどイラっときたな、イケメンなことは確かに認めるけど

「ヤーAちゃん、この前バイト先に来てた子と付き合ってるんじゃないの？」

ホソク先輩が私の耳元で話す。

すると、それを聞いたのかジョングクが私を睨む

「バイト先に来てた子？」

ジョングクは、ホソク先輩に尋ねる

「そうそう、金髪の子」

「だから、テヒョン君とはそんなんじゃないですって」

さらにジョングクに睨まれる
だから、何で睨む