キミは下僕。2 (ページ20)

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「そっか、美味しくない？変える？」

「いえ、美味しいので！全然大丈夫です」

私は疑問に思いつつも、美味しいからいっかと思った。

「おい、豚。焼かれないように気をつけろよ」

隣のジョングクが嘲笑ってくる。うるさいなあ

「あんたが私に火をつけない限り大丈夫だよ」

そんな私とジョングクの話を聞いていたのかソクジン先輩が

「なに、ジョングク、Aちゃんのこと豚って呼んでんの、ひでえ」

サイドのソクジン先輩が爆笑してる。あんたがひどいよ

「ねえ、俺もAちゃんのこと豚ちゃんて呼んでいい」

ソクジン先輩、よくそんなこと私に言えたな

「いいですよ、別に。どうせ私は豚なんで」

「ヤー冗談だって。こんなに可愛いのに、豚なんて呼べるわけないよね、Aちゃん」

といいつつ、私の鼻を押さえて「ブーブー」と言い出すソクジン先輩。あんたのその顔面に火をつけてやりたい今猛烈に

「先輩、チャラいですよ。そんなにベタベタAに触らないでください」

そんな私とソクジン先輩のやりとりを見ていた前に座っているテヒョン君が言う。あんたにチャラいとか一番言われたくないと思う

「ヤーごめんごめん。テヒョン？ん、名前合ってる？テヒョンがAちゃんと付き合ってるんだったっけ」

すると隣のジョングクが、コーラを喉に詰まらせてむせる。
すかさず「大丈夫？」と奴の背中をさするスビンちゃん

それを見てたらチクっと胸が痛む、え、なんで

「いや、」
と、テヒョン君が気まずそうに笑って言う。

「あ、でもテヒョンて確かスンアと付き合ってなかった？」

なんて笑って言うソクジン先輩を、確信犯なんじゃないかと思ってしまう

「えっ」と、同時に今度はテヒョン君がコーラでむせた。

「大丈夫か」と隣のホソク先輩がテヒョン君の肩をさする。

「テヒョンは、女遊びで有名ってのは俺の耳にも入ってるからなー」

そう言ったソクジン先輩、やっぱり確信犯だと思った

「それでなんだけど、可愛い女の子俺にも紹介してくんない？」

と、ソクジン先輩は言うので
私はこの人クズだと思った

「とか言って、先輩もイケメンでモテてるの知ってますから」と返すテヒョン君に

「バレてたかー、やっぱりイケメンて辛いな、ごめん」とソクジン先輩に私は少しイラッとした