キミは下僕。2 (ページ19)

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テヒョン君に噛まれた腕を見てみると紅い斑点ができていた。

なんでいきなり噛み付いたりなんかしてきたんだろ、テヒョン君

前世は犬だったとか？そんな感じかな

私は隠すようにシャツの袖を下ろした。

_________________________放課後

「じゃあ、皆揃ったねー！行こうか！レッツ焼肉！オーー」

よく分からないソクジン先輩のノリに
唯一私だけが「オー」と小声で呟いた。

「て、かなりの大所帯になったな」

ホソク先輩が後ろを振り返る。

私、ジョングク、スビンちゃん、そしてなぜかテヒョン君もいる。

「Aは何が一番好き？俺はカルビ」

テヒョン君、一見普通だからよかったけど

「ジョングク君は何が好き？私ホルモンとか苦手でさ」

スビンちゃんはしっかりジョングクの隣をキープしている

なぜかジョングクにすごい目で睨まれる

「着いた。俺のおごりだからたくさん食べなー」

「ありかとうございますソクジン先輩」

しゃー！肉だ肉！今日は食べるぞ！

私の右にはソクジン先輩、左にはジョングク、
ジョングクの隣にはスビンちゃん
私の前にはテヒョン君、その隣にホソク先輩という形で座った。

「とりあえず飲み物からな～」

「Aちゃんは何飲む？」

ソクジン先輩が、優しく聞いてくれる。

「私は梅ソーダで」
「俺はコーラ」とジョングク
「私はオレンジジュース」とスビンちゃん
「俺もコーラ」とテヒョン君
「俺はウーロン茶」とホソク先輩

ソクジン先輩が、飲み物と肉を適当に注文してくれた。

「すみません、ソクジン先輩にオーダー任せてしまって。次は私とりますよ」

「いいんだって、俺が連れてきてるし」

「なんか、こういう気がきく人ってかっこいいなーって思います」

「あ、ほんと？」と、かっこいいって言われ慣れてる先輩だとは思うけど、嬉しそうに笑ってくれた。

と、同時に横のジョングクと前のテヒョン君からの視線が突き刺さる。え、なんで

「じゃあ、乾杯」

ドリンクがきたので、乾杯した。

私は梅ソーダを飲む。

ぷはーーーー！やっぱ炭酸は染みるね～

けど、この梅ソーダ、いつも飲んでるのとちょっと違う気がする、濃ゆいというか、強いというか

「どうかした？」と聞いてくるソクジン先輩

「うーん、なんかいつも飲んでる梅ソーダと違うなと思って」