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血だらけの金髪の少年。
よく見ると、見慣れた制服。
うちの学校だ…
彼の拳には擦り傷がたくさんできていた。
「傷だらけだね」
私は使うのがもったいなくて、ずっと持っていたアンパンをモチーフにしたキャラクターのカットバンを貼ってあげた。
「お家、帰らないの？」
少年に聞いて見ると…
「……………った」
掠れた低い声
なんか少年が言葉を発したらしい
「聞こえないよ」
「腹…減った」
それ私も言いたいくらいだよ。
あ、そういえば
リュックの中に、消費期限を3日過ぎてしまったクリームパンが入ってたんだった、それをあげよう
「クリームパン好き？」
と、彼にクリームパンを渡すとクッキーモンスターのようにむしゃくしゃと食べた少年、よほどお腹が空いてたんだな
「復活した。悪いな、見ず知らずの女」
急にフランクに喋り始めた少年。
それにしても、綺麗な顔だなーなんて、顔ちっさすぎる
「少年、お家に帰れる？」
「ああ」
立ち上がる少年。
「家まで送る」
彼は私にそう言った。
「私、家がないの」
「え」
少年は目を丸くさせた。
「父親が借金して、家差し押さえられて、借金とりに追われてるところなの。頼れる友達も、身寄りもいなくて」
なんかのドラマみたいだ
「それは、さぞ大変だろうな」
喋り方、いつ時代の人
同情する金髪。
「俺の親友が、一人暮らししてて部屋もたくさんあるからよく泊めてもらってるんだけど、そいつに頼んでみようか？」
「え！ほんと！いいの！」
「ああ、クリームパンの恩人だからな」
私は、彼に案内されついて行くことにした。
「お前、名前なんていうの？」
金髪の前髪の隙間から見える瞳が妙にセクシーだ
「A。あなたは？」
「俺はテヒョン」
テヒョン…？なんか聞いたことある気がする。
女の子達がかっこいいとか言って騒いでた気がする
「同じ学校みたいだけど、何年生？」
「1年だ」
同い年…
あれ、ちょっと待って、テヒョンて確か…
「知らないな。俺、可愛い子の名前しか覚えられないから」
なんの悪気もないんだろうけど、私のこと間接的にブスって言ったよ
ピーーーンポーーーン
「なに？」
玄関から出てきたのはジョングクだった。
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わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公！w (2018年7月24日 20時) (
レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです！ (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます！！！笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます！！頑張れます(＞人＜;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません！私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです！ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます！！本当に素敵な作品ですね！頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoha | 作成日時：2017年5月6日 0時
