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私は、じっとジョングクが口に運ぶラーメンを見つめる。
美味しそう………
何か食べたいけど、ポケットの中には26円しかない
これじゃあ何も買えないよ…
そうだ
「ねえ、26円払うから私にラーメン食べさせて」
「は」
ジョングクは、真顔で私を見る。
「お願い。お腹空いて死にそうなの」
そう言うと、ジョングクは私に箸を渡してきた。
「ありがとうっ」
「おいっ」
私は、これでもかってくらい麺を掴んでズルズルと食べた。
美味しい〜
鍋には、少しだけ麺が残っていた。
「……絶対26円分じゃないだろ」
「そんなケチケチしないでよ」
舌打ちした、ジョングク。
「先にシャワー浴びてくれば？」
ラーメンを食べられたからか不機嫌にジョングクが言う
「ううん、あなたの次でいい」
「そ、じゃあ遠慮なく」
肩にタオルをかけたジョングクが浴室へと向かった。
彼がシャワーを浴びる音が聞こえてくる。
部屋が気になって、左から順に扉を開けていく。
１つ開けるとそこは書庫室みたいで、いろんな本がたくさん置いてある。天文学、スポーツ科学、医学、心理学、経営学、なんか難しい本ばっかり…
隣の部屋を除いてみると、全面真っ黒の部屋。
ベッドも、布団も、机も、絨毯も…ジョングクの部屋かな？
黒好きなんだなあ…「何してんの」
「へっ？」
後ろから、ジョングクの声がして振り返ると
パリーーーーンッッ_____________
何かが割れる音がした。
何？と思ってる下を見ると
床には、真っ黒の砂。骨組みの崩れた砂時計がガラスの破片とともに散らばっていた。
「えーっと、これは…」
私がジョングクの方を振りむいたと同時に、入り口付近に飾ってあった黒い砂時計に手が当たって落としてしまったらしい。
「ごめんなさいっ」
頭を深く下げる
「あーあ、これパリで買って、すごい高かったんだけど」
ジョングクが笑ってる…
その笑みが怖いよう
「べ、弁償します…」
割ったのは私だ
「空輸便代含めて、15万」
15万…今の私からしたら大金だけど
「いつか、必ず、同じ物買って返します…」
「今すぐじゃなきゃヤダ」
子供みたいに満面の笑みのジョングクが怖くて仕方なかった。
こいつ、悪魔だ…
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わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公！w (2018年7月24日 20時) (
レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです！ (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます！！！笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます！！頑張れます(＞人＜;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません！私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです！ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます！！本当に素敵な作品ですね！頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yoha | 作成日時：2017年5月6日 0時
