29 ページ29
「変質者が現れたら？うーん…私も変質者になります」
「え？」
「ほら、変質者も変質者には近づかないんじゃないかなって思うんですよ。だから、呪ってやるーて言いながらタコダンスしてやります」
「おぞましいね」と、ホソク先輩は爆笑した。
「変質者になる予定でもあるんですか？」
「え、俺が？wwwww」
「はい、ホソク先輩なら、なんか開花しそうだなーて思って」
「変態の道に？(笑)酷いな、Aちゃん、俺をそんな目で見てたなんて」
爆笑しすぎだ、ホソク先輩。
「Aちゃん、いいわー、面白い。モテるでしょ」
「はい？いきなり何言うんですか。地味だの、ブスだの、豚だの、下僕だの散々言われてますよ」
「下僕(笑)それ酷いな」
「ですよね。あ、着きました、ここです」
「え、Aちゃん、こんないいとこ住んでるんだ。すげーな」
ホソク先輩は、目の前の高層マンションを見上げる。
「いとこの家なんですけど、金持ちで…じゃあ、また明日」
「うん、またねAちゃん」
ホソク先輩と別れて、エレベーターに乗り最上階に行く。
ピーンポーンとインターフォンを鳴らすと、制服のままのジョングクがでてきた。もう10時前なのに、シャワーも浴びてないのかな
「今日も、お邪魔します」と言って中に入る。
さすがに「ただいま」と言える勇気はない。
冷蔵庫を開けると、私が用意したミートスパゲティがそのまま入ってた。お弁当は空になってたけど、夜は食べてくれなかったのかと少し寂しくなる
「今から食べようと思ってたところ」
「え？」
「早く温めて。おなか空いた」
「…うん」
まだ、夜食べてなかったの？やっぱり塾にでも行ってるのかな？学校終わってからのジョングクが謎すぎる
「いただきます」
私は手を合わせる。
ジョングクはそのままフォークを手にするから「ちょっと待って」と止める。
「なんだよ」
「いただきます、って言った？言わないと食べれないんだよ、知らないの？」
すると、ジョングクは舌打ちして小さな声で「いただきます」と言った。
今日も遅い夜ご飯。
「ジョングクも帰り、遅いの？塾？」
「いや、なんで？」
「別になんでもないけど…」
塾じゃないって、なんだろう？もしかして、彼女の家とかなのかな？？て、なんで私はそんなどうでもいいこと気にしてるんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2074人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公！w (2018年7月24日 20時) (
レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです！ (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます！！！笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます！！頑張れます(＞人＜;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません！私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです！ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます！！本当に素敵な作品ですね！頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yoha | 作成日時：2017年5月6日 0時
