22 ページ22
「おはよう、ジョングク君」
「おはよう、今日もかっこいいね」
教室に入ってきたジョングクは、スターのように女子に取り囲まれる。すごい人気だ
ジョングクは、教室に入れなくて少しイラだった顔をしてる
「おい」
一言発したジョングク。奴は私を見ていた。そして、これをどうにかしろとでもいうように首を傾けた
どうにかしろって…
私は、ジョングクを取り囲む女子の前に行った。
「ジョングク君が、困ってるから、そこ通してあげて」
そう言うと、女子が私を睨んで道を開けた。スッとその前を通って行くジョングク。
私も席に戻る。
「おい、A今度のバイトはジョングクの付き人か？」
私の机の前にはいつも私をいじめる男、ジミンだ
「違うよ。今のは人助け」
「へえ。金持ちのジョングクから雇われてんのかと思った」
それにかなり近いけど
ジミンは私の机に座る。
「ちょっと」
「なんだよ？」
くそ、こいつ感じ悪いな、ケツどけろや
ジミンは、ほぼ毎日私を貧乏ネタでいじってくる暇な人だ。そんな暇があったら勉強でも、ボランティアでもすればいいのにと思う。
「俺、今日忙しんだよね。A日直代わってくんない？」
「知らないよそんなの、自分の仕事じゃん」
するとジミンは私の机に500円を置いた。
「金、困ってんだろ？これで2日くらい食費はまかなえる」
そうジミンは笑った。
私は唇を噛みしめる。
この男、本当に苦手だ。
けど、確かに私はお金に困ってる。これをもらったら、1時間働かなくてすむ。それなら…
私は、ジミンを見て、分かったと言おうとすると
私の机に一万円置かれた。
置いたのは、ジョングクだった。
「俺が一万出すから、俺と日直代われ」
ジョングク………
ジミンは「つまんねー」と舌打ちして、どっかに行ってしまった。
私は、ジョングクを睨みつける。
こんな、屈辱ないよ
「…お金持ちってこと、私に見せびらかしたいの？」
「は」
「私は、あなたの言うことならなんでも聞く。だから、お金はしまって。不愉快だよ」
「何怒って…」
「一万円稼ぐのに、人は何時間働けばいいのか考えたことある？どれだけ大変な思いをしているか知ってるの？」
私は、たぶん怒ってた。
「日直は私がするから、休んでれば」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2074人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わかな(プロフ) - 今までで1番好きな性格の主人公！w (2018年7月24日 20時) (
レス) id: 7d05171848 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - きむ:)さん» ありがとうございます^ ^2も見てくださると嬉しいです！ (2017年6月2日 1時) (レス) id: 2dc1d1b366 (このIDを非表示/違反報告)
きむ:)(プロフ) - いえ少しシリアステヒョンも素敵です(土下座)← ありがとうございます！！！笑 (2017年5月22日 6時) (レス) id: 34aeed0ab4 (このIDを非表示/違反報告)
yoha - ぱどぅさん» ありがとうございます！！頑張れます(＞人＜;) (2017年5月21日 5時) (レス) id: d243c9f893 (このIDを非表示/違反報告)
ぱどぅ(プロフ) - いきなりすみません！私、占ツク読み始めて5年くらい経ちますが、こんな面白くて、素敵な作品初めてです！ほんっとうに更新されるたびに奇声あげて喜んでます！！本当に素敵な作品ですね！頑張ってください(о´∀`о) (2017年5月20日 21時) (レス) id: 3be69bf169 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yoha | 作成日時：2017年5月6日 0時
