53話 ページ3
緑 side
カバンを取りに行ってる康二を横目に龍太が話し出す
室「ま、頑張って俺らの絆こえてみぃや笑そんな目するくらいならな笑」
黒、青「…！？」
ずっと黙りながら嫉妬の目線を向けてた2人に、ニヤッとした笑顔を向ける。その何かを含んだ笑顔が、龍太の色気を更に増させていて、2人も怯んでいる。
橙「ん？なんで皆固まってるん？」
室「さぁ？ほら、さっさと行こうや。腹減った。」
橙「おん！じゃあ皆またな！お疲れ様です！」
橙「今日は康二君スペシャル作ったるわ！」
室「はいはい、手伝うから2人で作ろうや」
橙「そうしよ！笑」
なんてニコニコしながら去っていく。
桃「あれには勝てる気しないわぁ…」
白「俺龍太君の雰囲気になんも言えなかったよ…」
紫「こうじとられた…」
黒「俺だって…」
赤「ま、これからずっと一緒にいるんだしさ」
紫「そ、そうだよな！？」
緑「慌てすぎ」
ま、あの雰囲気は勝てないよねぇ…。
でも同じ土俵で戦うわけじゃない。
紫「だってぇ…」
黄「どんだけやられてんだよ笑」
青「ふっかもあのすね顔効かなかったもんな笑」
紫「うっさい」
赤「阿部は随分落ち着いてんじゃん」
白「そーだよー、阿部ちゃんは焦らないの！？」
緑「ん？だって龍太は友達枠でしょ？」
緑「俺は康二の彼氏になりたいんだから、戦う土俵が違うもん笑その土俵なら、龍太とだって平等でしょ？笑」
紫「うわぁ…」
黄「ブラックが出てるよ…」
桃「なのにあざとい！！あざとい警察ですたいほー！！」
赤「流石阿部だね笑」
白「策士すぎるよ…！！」
緑「ん〜？笑それに、明日は俺康二と2人でゲームする約束してるし」
青「はぁ！？」
紫「抜け駆けじゃん！！」
そんなギャーギャー騒いでる悪友達をBGMに俺は帰る準備
あ、明日は康二の家にいかせてもらおうかな？
それでのんびり2人で過ごそう
なんて明日の約束を考えながら。
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橙 side
今日は久しぶりのオフ
朝から掃除に洗濯に動き回ってる中、ソファーの上に見える頭を少し覗く
橙「お昼ご飯作るけど食べる？」
紫「んー？たべる〜」
俺の声に反応しモゾモゾっと動く頭
ポワポワした表情を浮かべながらこっちを向く姿は最年長だとは思えないほど。
声は少し掠れていて、普段見せない姿が少しくすぐったい
橙「了解！」
よし！そんなふっかさんのために美味しい料理作りますか！
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作者名：向日葵 | 作成日時：2023年3月16日 11時
