関西に咲いた一輪の花 2 (ページ21)

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67話ページ21

you side

振り付け「お疲れ様、注意したところちゃんと確認しておいて。上の奴らは下の管理ちゃんとしろ」

先輩「はい」

「はい」

振り付け「バック、酷すぎるからな。明日出来てなかったもう仕事こないかもしれないこと、わかってやれよ」

後輩「はい」

振り付け「じゃあお疲れ様」

全員「ありがとうございました！」

シーンとするレッスン室。
最初に口を開いたのは大ちゃんだった。

西畑「えぇ、まず、振り入ってない子どれくらいいるの？」

藤原「手上げ」

何人かおどおどと手をあげる

西畑「振り入れしたの今回余裕あったよね？どういうこと？」

バック「…。」

西畑「意識が低すぎると思う、ほんとに。当たり前に毎回呼ばれるわけやないねんで」

大ちゃんの言葉は本当にストレートで。
でもだからこそたくさんの想いが乗っているのがわかる。

向井「そうやな。変わりなんていくらでもいる世界やから、どんなチャンスでも逃しちゃいかんと思うねん」

室「まぁ2人の言葉聞いてどう動くかはお前ら次第や。とりあえずそれぞれまず振り入れ終わらせて、そこからやから」

西畑「どうしましょうか」

向井「とりあえず俺らも確認しなおそか」

西畑「流星、A、いくで」

大西「うん」

「はい」

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室 side

大西「Aさっきのとここっちで平気？」

「うん大丈夫。後は確認するとこあるかな？」

大西「平気。」

向井「流星ちょっとええか？」

皆各々最終確認を終える

メイン組は基本的に上出来だったから、残りの気になる部分を軽く修正をする。
明日は本番やし、あまりハードにやりすぎると響くからな。

向井「龍太君こんな感じでええですかね？」

室「ええんやない？」

「私、ちょっと抜けますね。荷物置いてきますけど、もしだったら先帰ってください。おつかれさまです」

大西「え？A？」

急いで外へ出てくA

西畑「ほんまに…ありがとうないつも」

ぼそっとつぶやく大吾

室「あいつもお人好しやから笑」

向井「俺らが出来ない立ち位置をAはやってくれるからな笑」

大西「…？」

室「気になるならさっきのレッスン室覗いてみ笑」

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風雅 side

風雅「…」

西村「…」

黙々と鏡と向き合う。

今日は残って練習してる人も多い、さっき沢山怒られたからか、涙目で練習してる人もいる。

俺と西村君は振り入ってたけど、まだまだかたいし、練習したくて残ってるけど…