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『えっと、大丈夫ですか?』
顔を真っ赤にしてから身動きが取れなくなってしまった山本さん
むしろこっちが手を差し伸べてしまうほどフリーズしている
「おーい、山本大丈夫か・・・ってA!?」
『へへ、さぷらーいず・・・』
未だ動かない山本さんの下敷きになっている私を見た鉄朗は速攻山本さんを引きはがした
ようやく我に返った山本さんは、私をみるなり土下座をかましてきた
「大っ変申し訳ありませんでした」
勢いのあるスライディング土下座
「Aは大丈夫なのかよ、それとなんで東京に?」
『その話はあとで!研磨にお届けものでーす』
鉄朗の後ろからひょっこりと現れた研磨の足元をみると案の定体育館履き
袋を研磨に渡すと速攻履き替えていた
「A、今から帰ったら暗くなるし待ってなよ」
一緒に帰ろう、と珍しくデレた研磨が可愛すぎる
『うん!一緒に変えろーね!』
私の返事を聞くなり若干の口角をあげた研磨はその日の練習中、ものすごい集中力を見せていた
今日は普段残って自主練する鉄朗も残らず一緒に帰ることに
『今日は研磨の家でご飯食べるからすぐ集合ね』
「「はいはい/はーい」」
また電車に乗って最寄りまで揺られているんだけどセコム発動
運よく空いた端の席に私を座らせ、その隣に研磨そして私の前に鉄朗が立つという完全なる防御
ちょっと過保護すぎるんじゃないかなとは思うんだけど、小さい頃からお姫様扱いされてきたのに最近は全くなかったから少しうれしいかもしれなくもなくもないかもしれない
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ゆに(プロフ) - 紅さん» 光栄です!ありがとうございます! (3月16日 19時) (レス) id: 2aa08292b5 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月28日 13時) (レス) @page5 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆに | 作成日時:2024年2月25日 17時