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-伏見視点-
親に電話をすると言って一旦外に出ていった"例の彼女"の背中を見送る。確実に外へ出ていったのを見てから、居心地が悪そうな刀也さんへと目線を戻した。
「かわいい子っすね〜」
「うるせぇ黙れ黙れ」
「一目でわかりましたよ、あ、絶対とやさんの言ってた子だって」
「配信である事ないこと言い触らすぞいいのか？」
「いつも聞かされてるこっちの身にもなってもろて良いか〜？」
普段から咄嗟に出たことを誤魔化すのが苦手なせいか、平静を装っているその顔はぱっと見普段通りではあるがよくよく見れば薄らと耳が赤く、照れているのが丸わかりだ。
「告白しないんすか？」
「す…ッ、る訳にもいかないでしょ、あっちはこっちのこと微塵も知らないんですよ」
「え、そうなんすか？」
「うぜぇ〜…、良いだろ別に片思い拗らせてても」
ずずーッ、と珍しく音を鳴らしながらストローで一気にジュースを飲み干す。投げやりに放り出された足が会話を切り上げる為にもドリンクバーへと向かって行った。
「……えぇ〜、嘘だろとやさん」
その後ろ姿を見ながらつい口から言葉が漏れる。
さっきあの子と話をしていた時も、ここに来るまでも思ったけど、どう考えても彼女の刀也さんを見る目は恋慕のそれだった。
実際今だって、電話が終わったのか席に戻りながら視線は刀也さんへと向けられて、目が合う前に慌てて戻して何事も無かったかのように席に座って。そんな彼女に刀也さんは視線を投げかけて、何かを言おうとして何も無いように俺の隣に座った。
「こ〜れは……、前途多難だなぁ」
「何が？」
思わず苦笑いが出た。
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カレーぱン(プロフ) - 葛さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (1月28日 18時) (
レス) id: 5b34eff9f0 (このIDを非表示/違反報告)
葛(プロフ) - コメント失礼します！とても面白くて続きが気になります。更新頑張ってください🫶 (1月28日 10時) (レス) id: 039532f02f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレーぱン | 作成日時：2024年1月26日 18時
