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「いや〜、変な目で見られるし困ってたんすよ!」

にぱーと笑顔を見せる彼の名前は伏見ガク…、というらしい。どこかで名前を聞いたことがあるなぁ、とは思ったけれど本人を目の前にしてスマホを取り出して調べる訳にも行かないので曖昧な笑みを浮かべている。

「どなたか待ってるんですか?」
「そう、連絡しても既読つかないんでこうして待ってるんすけどね。奇異な目で見られるし声掛けられそうになるし。君と目が合ったんでこうして"君が待ち合わせ相手ですよ〜"っていうオーラで…。巻き込んですいません」
「いえいえ。こうして飲み物も頂いてしまったし…」

私の手にはひんやりと冷たいいちごオレが握られている。声を掛けられて怪しいと思ってはいたものの、すぐそばにある自動販売機で飲み物を購入してもらって離れるのも…、という罪悪感を少し感じてしまった。ので、今こうして話し相手として立っているのだが。

「伏見さんは大学生なんです?」
「そう!あのー、駅の近くにある大学で…」
「わー、そうなんですか!そこ私第1志望なんですよ」
「マジか偶然!うわー、頑張って来て欲しいな、待ってます」

そんな会話をしていると校舎から剣持くんが歩いてきているのが見えた。あ。と思った瞬間にはもう遅くて、たまたま顔を上げた剣持くんと目が合う。
それと同時に、伏見さんが大声を上げた。

「とやさ〜ん!」

ブンブン、と片手を振って伏見さんが剣持くんを大声で呼んだ。
私と目が合った剣持くんはその声の方へ顔を向け、うげ…、と言いたげな鬱陶しそうな顔をして早足でこちらへ向かってきた。

「何してるんですか」

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カレーぱン(プロフ) - 葛さん» コメントありがとうございます!頑張ります! (1月28日 18時) (レス) id: 5b34eff9f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します!とても面白くて続きが気になります。更新頑張ってください🫶 (1月28日 10時) (レス) id: 039532f02f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カレーぱン | 作成日時:2024年1月26日 18時

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