霊媒師まこと。

｢異変」 ページ36

壱馬side


翔平の事故があってから、


何だか体がおかしい。


妙に怠くて、視界がぼやける。


翔吾「壱馬、顔色悪いで？休んだ方ええって」


壱「うん…」


翔平の事で、ショックが大きい。


早く元気なってな。






慎side


さっきから嫌な予感がする。


すると、バタンと音がして、


陸「壱馬！ちょっと大丈夫？」


壱馬さんが倒れている。


慎「壱馬さん！」


え、なにこれ…。


壱馬さんの周りを黒いもやが覆い始めた。


？「いーちー」


慎「…？」


？「にー」


？「さぁぁーん」


得体の知れない何かが、いた。


慎「誰？」


陸「まこっちゃん？」


こいなり「きゅー！！！！！」


こいなりが牙をむきだした。


慎「陸さん、壱馬さんを安全な所に！」


陸「OK！」


一体何だ、こいつ。


樹さんは今いないから、俺一人で除霊するしかない。


でも、この黒いもやをどうやって。。。


慎「こいなり！」


こいなり「きゅーきゅ！！！」


慎「ダメだ、すり抜ける…」


こいなりの攻撃は全て通り抜けてしまう。


慎「こうなったら、経を読むしか…！」

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