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130. ページ32

「Aさん、こちらへ。」

案の定、零くんの席へ案内された。

えっと、これは私、どうしたらいいのかしら。

でも私はあくまで仕事だから、怒られる筋合いは無い。

…はず。

ていうか、まずあなたからこの状況を説明するべきだと思うんだ。

ということで堂々としていればいいよね。



『こんばんは。』

とりあえず笑顔で挨拶をした。

「キャバ嬢は大変ですね。男性にああいったことまでしなくてはいけないとは。」

『何のことでしょうか?』

「ここの席から全部見えましたよ。見たくなくても視界に入って来てしまうんで。」

『あの、そんなことよりも話すべきことがあるんじゃないですか?』

零くんはため息をつきながら席を立った。

「お手洗いに行きます。」

『はあ…分かりました。』

零くんの後をついて行きトイレの前でおしぼりを持って待っていると、店長がこちらを見てなぜか口の端を持ち上げて笑っていた。

『え、何?何ですか?』

「なんでもない。」

いやいや、私の方見て笑っておいてなんでもないは無いでしょう。

もうみんなしてなんなんだ。

ため息をこぼしていると、零くんがトイレから出て来たのでおしぼりを渡す。

「おい」

零くんが小声で言うと、テーブル席からは背を向けカウンター側を向いて私を引き寄せた。

「いいか。他の男の前でヘラヘラするな。」

『それは自分だって一緒じゃない。』

「俺はヘラヘラなんてしていない。さっきのは何だ。あの男、お前の胸元ガン見してたぞ。かがむ時は見えないように気を付けろ。」

『私、そんなつもりじゃ。』

「とにかく、お前は俺の横に居ればいいんだよ。」

『は?自分がフリーって言ったんでしょ?てか
、そもそもなんでここにいるの?それも説明しないでさっきからグチグチグチグチ。』

「行くぞ。後で覚えとけ。」

人の話を聞けえええーい。

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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました!あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞「○○ちゃんを流せたら」ではなく、「○○ちゃんを泣かせたら」ではないでしょうか? (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです!また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ!入り方が上手いですね!自然で分かりやすいです!リクを叶えてくれてありがとうごさいます! (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか?まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました! (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆたろう | 作成日時:2018年7月29日 1時

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