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長い事情聴取が終わり、佐藤刑事は私の肩をポンと叩いてくれた。
「お疲れ様。辛いところありがとね。帰りは送っていくわ。」
『でも車で来てるし、悪いので。』
「あんなことがあった以上1人では帰せない。Aちゃんの車は他の刑事に運転させて行くわ。」
『そこまでしていただけるなんて…ありがとうございます。』
「気にしないで。当然のことよ。」
佐藤刑事は立ち上がり個室を出て、高木刑事に声をかけて3人で車を停めてある駐車場へ向かう。
『あ。』
佐藤刑事の車を見て思わず声が漏れてしまった。
「ん？どうしたの？」
『いえ、何でも。』
佐藤刑事の車、零くんの車と色違いなんだ。
これも何かの縁なのかな。
女の人でスポーツカーだなんてかっこいいなあ。
「じゃあ高木君、Aちゃんの車責任持って運転して行ってね。」
「はい、もちろんです。ついて行きますんで。」
私の車は高木刑事が運転して行ってくれるらしい。
ピンクだらけの私の車に男の人が1人で乗ってるの、何だか可愛い。
零くんと出掛けた時は助手席に私乗ってたから良いけど、何だか高木刑事に申し訳ないな。
はたから見たら…いや…考えないでおこう。
「じゃあ行きましょうか。」
『はい、お願いします。』
送り先は零くんのアパートにしてもらい、下ろしてもらった。
「ここでいいかしら？」
『はい、ありがとうございます。あ、私の車はそこの駐車スペースに停めてください。』
「はい、了解です。」
窓を開けて伝えると、高木刑事が丁寧に車を停めてくれた。
「安室さんは何時に帰って来るの？」
『うーん…今日も夜遅いかと…』
「そう…また何かあればこれに連絡してくれる？」
そう言うと、佐藤刑事は携帯番号を書いた紙をくれた。
『ええ〜嬉しい。ありがとうございます。』
「メンタル面も心配なの。辛くなったらいつでも連絡してくれていいから。」
『そう言ってもらえると心強いです。本当、何てお礼を言ったらいいか。』
「いいのよ。こういう時は周りに十分甘えてね。」
「佐藤さん、そろそろ会議の時間が…」
「そうだったわね。じゃあAちゃん、また。」
「自分もこれで失礼します。」
『はい、ありがとうございました。』
頭を下げながら高木刑事と佐藤刑事を見送った。
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まゆたろう(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます(^^)誤字ありましたね、申し訳ないです。ただいま訂正しました！あと少しですが、お楽しみいただければ嬉しいです。 (2018年9月27日 17時) (
レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - 更新楽しみにしています。146.に誤字が見受けられます。毛利さんの台詞｢○○ちゃんを流せたら｣ではなく、｢○○ちゃんを泣かせたら｣ではないでしょうか？ (2018年9月25日 7時) (レス) id: a82032a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» いえいえ(^^)そう言っていただけて良かったです！また何かあればお気軽にコメントくださいね♪ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - まゆたろうさん» おぉっ！入り方が上手いですね！自然で分かりやすいです！リクを叶えてくれてありがとうごさいます！ (2018年8月29日 14時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆたろう(プロフ) - 紫蝶桜さん» 書いてみましたが、いかがでしょうか？まだ途中ですが、入りはこんな感じにしてみました！ (2018年8月24日 23時) (レス) id: 1019147dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆたろう | 作成日時：2018年7月29日 1時
