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''ユンギヒョンに頼まれたからね''
それってまるで、
この騒ぎが起こることを予想したかのような、
…どうして？
問い詰める私に
ホソクオッパは「ちょっと待って」とだけ返して
車内に無言が訪れる。
車を走らせて数十分ほど。
言葉を交わさないまま景色を眺めて
ホソクオッパのお気に入りのヨジャドルの歌をBGMにしてユンギオッパとの昨日のことを考えていた。
ふと、どんどん家と学校から離れているのを感じて
不思議に思う。
『…どこにいくつもりなの？』
HS「特に行き先はないよ」
『なにそれ』
HS「家に帰っても暇だろ？だからオッパとデートしよう！」
『急だね』
HS「いーじゃん、元々デートの約束しただろ？」
そう言って口を尖らすホソクオッパ。
いつも通りのテンションに安心して弱音を吐きそうになる。
…ユンギオッパは今、何をしているんだろう。
私のことを考えてくれてるんだろうか。
好きになったことを後悔しているんだろうか。
自分だけを責めているんだろうか。
いつでも沢山の選択肢の中から最善策を選ぶオッパのことだから、私の心配なんてなんとも思わないのだろうな…
HS「…今日の朝方に学校から連絡があったらしくて、すぐジニヒョンと俺に連絡してくれたんだ」
『そうなんだ…』
HS「きっと、辛いよ、想像以上に」
唇を噛む。
ヨンア教頭が帰れって言ったのが優しさであったことを知る。
生徒の間で私が更に吊し上げにならないように、
強制早退させてくれたんだろう。
でも、
でもオッパは。
私がそんな優しさを貰っている分教師の間で吊し上げにされている筈なんだ。
HS「けどね」
『…何？』
HS「それを乗り越えていくために家族がいるんであって、友達がいるんであって、何も自分達だけだって考えなくていいんだよ」
『…うん』
ホソクオッパは優しすぎて
バレてしまった焦りと
ユンギオッパに迷惑をかけた申し訳なさで
大人にならなきゃと張り詰めていた糸が切れた。
私が迂闊だったから、
ユンギオッパに迷惑をかけるどころか
みんなに迷惑をかけている。
そう思うと思わず弱音が出てしまう。
『なんでユンギオッパは私を好きになったんだろう』
HS「A？」
『どこに好きになる要素があるの？』
優柔不断で甘ちゃんで泣き虫でバカな私だよ？
そう言った私にホソクオッパは無言で車を路肩に寄せて、私を抱き締めた。
HS「例えAでも、Aを馬鹿にするのは許さないよ」
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caratちゃん(プロフ) - 続きがきになるぅ笑るぅはんとか出してくれるあたり好き (2019年8月11日 20時) (
レス) id: 7fca833944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 続きはどうでしょうか・・・一気に読んだので、続き気になります…最終話からかなり経ってるし…読めないかな… (2019年7月17日 18時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - ゆぅにゃむさん» 早速読ませていただきました！修正ありがとうございます！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: c78f3d5d68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - 蓬さん» 蓬さん、初めまして！本当ですね、ありがとうございますTT本当に申し訳ないです、今から修正致しますTT (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - あがしおんさん» あがしおんさん、初めまして！ありがとうございますTT頑張りますね！お返事遅くなりすみませんでした… (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2018年3月9日 19時
