１０４ YG ページ4
拍子抜けするくらいミン･ソンジェは良い奴だった。
美味しいご飯を作ってくれるし
沢山の本を買ってくれた。
何のために俺を買ったんだ？と疑う程に平和だった。
「どうしてお前を買ったのか不思議そうだねえ」
SG「まあ…」
「孫が欲しかったんだよ」
ずっと一人ぼっちだったからね。
そう言って悲しそうに笑う目の前のじいさんが羨ましかった。
当然、そんな風に感情をさらけ出せるからだ。
俺にはできない。
SG「…じいさん、俺の名前はシュガじゃない」
「はて？」
SG「ユンギだ」
「ほう…」
暫く考えて、頷いたと思ったら
「いい名前だ」なんて笑う
俺より人間らしいソンジェには一生勝てないと思った
ミンソクがシュガという名前をくれた。
それを捨てる気にはならなかったんだ。
ミサンガも無くさないように切れないように
大切に宝箱の中へ入れた。
ソンジェは俺のしたいことを全てさせてくれたから
教養のありすぎる俺はそれを隠し、
もう一度学生になって、バスケ部に入ってみたり
ダンスを習ってみたりしたんだ。
俺が人より知識がありすぎることを隠せば
この世界は生きやすかった。
でもそれは嘘の自分で。
卒業を間近に控えた高校三年生の頃には
シュガと言うなまえで
自分の気持ちを叫んでた。
そんなとき現れたのが
TY「わたしはテヨン！あなたは？」
SG「俺は…………………ユンギ。」
テヨンヌナだったんだ。
テヨンヌナは俺が尋常じゃない量の知識を持っていることを知っても傍にいてくれた。
テヨンヌナといて初めて、
色々な感情があることを知った。
俺は知識を持っていても、ほとんどの感情が欠乏していたんだって。
感情と共に18年生きていた訳じゃないから
テヨンヌナと付き合うのは大変だった。
少しのことで怒ったり泣いたり笑ったり
そんなヌナの気持ちが全く分からなかった。
でも、ヌナのことは大学4年になっても好きで
ヌナを追いかけてダンススクールにだって入ったし
ヌナを追いかけてこの大学に入ったんだ。
だからソンジェからも、結婚の話は出てた。
いつ結婚しようかとか悩んでいるうちに
ヌナが離れていくなんて考えもせずに。
俺がフラフラしてたから
テヨンヌナはジョングクのところに行っちまったんだよな
TY「ごめんなさい。ユンギとはもう付き合えない」
SG「…ヌナ」
そう言って音信不通になった。
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caratちゃん(プロフ) - 続きがきになるぅ笑るぅはんとか出してくれるあたり好き (2019年8月11日 20時) (
レス) id: 7fca833944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 続きはどうでしょうか・・・一気に読んだので、続き気になります…最終話からかなり経ってるし…読めないかな… (2019年7月17日 18時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - ゆぅにゃむさん» 早速読ませていただきました！修正ありがとうございます！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: c78f3d5d68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - 蓬さん» 蓬さん、初めまして！本当ですね、ありがとうございますTT本当に申し訳ないです、今から修正致しますTT (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - あがしおんさん» あがしおんさん、初めまして！ありがとうございますTT頑張りますね！お返事遅くなりすみませんでした… (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2018年3月9日 19時
