１１２(手違いでupされず申し訳ございません！) ページ12
ひとしきり泣いたあと
ティッシュで盛大に鼻をかんで
またしみじみと話し始めた
HS「…Aもテヨンヌナみたいに好きな人が出来て結婚してチョン家から出て子供を産むんだよなあ……」
『オッパどうしたの』
HS「寂しいなあ〜と思って」
『…私結婚しないかもじゃん？』
HS「は！？」
『えっ』
HS「してくれなきゃ困るんだけど！」
『なんで』
HS「ヒョンと幸せになってよ、A」
あまりにも切なく笑うから
オッパから目が離せなかった。
どうして、
どうしてそんな顔するの…？
いつものように明るく言ってくれてたら
頷いていたんだろうけど
そんな顔するから答えられないでいた
ふとホソクオッパが立ち上がり
私に手を伸ばす
HS「…帰ろっか、A」
『……うん』
元来た道を戻り車に乗り込む
太陽は真上に存在して暑苦しいから窓を開ける
潮風が吹き込んで
なんだか、なつかしい匂いがした
私をマンション前で下ろして
ホソクオッパは仕事に戻っていった
『はあ…』
ため息をついても状況は変わらないけれど
ため息をつかずにはいられない
オッパの過去。
テヨンオンニの気持ち。
どれも大事で、ちゃんと知りたかったから良かった。
オッパと付き合えて後悔はしてないし
好きになってよかったと思う
『…なにこれ？』
郵便受けを覗くと、白い手紙が入っていた。
裏を向けても差出人の名前はなくて首を傾げる。
『でも、私宛だから開けるべきだよね…』
家の鍵を閉めてリビングのソファに座ると
すぐに手紙を開けてみる
『キム・ミンソク…って』
オッパとソンジェさんを引き合わせた張本人で
もうこの世にいない、人…
なのにどうして？
消印がついてないということは
自分でわたしの家に投函しに来たんでしょう？
キム・ミンソクさんは生きてる…？
『と、とりあえず読まなきゃ』
ーー
チョン・Aさんへ
僕はキム・ミンソクです
ユンギは君のことを大変信頼してるから
きっと過去のことも話したんじゃないかな？
そこで僕は気になってるんだ
Aさん、僕と会ってみない？？
…ただし、ユンギには内緒にして。
今週の金曜、会おう
君の家から一番近いカフェでまた。
手紙を読んで呆然とする。
意味がわからない。
ユンギオッパは、
キム・ミンソクさんはもう…って、
…どういうつもり？？
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caratちゃん(プロフ) - 続きがきになるぅ笑るぅはんとか出してくれるあたり好き (2019年8月11日 20時) (
レス) id: 7fca833944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - 続きはどうでしょうか・・・一気に読んだので、続き気になります…最終話からかなり経ってるし…読めないかな… (2019年7月17日 18時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - ゆぅにゃむさん» 早速読ませていただきました！修正ありがとうございます！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: c78f3d5d68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - 蓬さん» 蓬さん、初めまして！本当ですね、ありがとうございますTT本当に申し訳ないです、今から修正致しますTT (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - あがしおんさん» あがしおんさん、初めまして！ありがとうございますTT頑張りますね！お返事遅くなりすみませんでした… (2018年4月3日 23時) (レス) id: 71b3ec49cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2018年3月9日 19時
