９８話 ページ48
次の日。
ジョングク君に「可愛いね」って褒めてもらったことのあるワンピースを着て、家を出た。
待ち合わせの公園に来てみれば
ジョングク君はブランコに乗って
ゆらゆらと揺れながら空を眺めていた
「ジョングク君、待たせた？」
JK「いや、今来たところですよ」
「ふふ…そうなの？」
JK「ホントですってば〜信じて下さいね」
「うん、信じる」
きっと、ずっと待っててくれたんだろう
公園の自販機で買ったであろうペットボトルは
もううっすらと汗をかいている
こんなことに気づけば
ジョングク君の優しさが身にしみる。
約束より待ってたことは丸わかりなのに、
「待たせた？」「今来たばかりだよ」なんて
世間のデートの常套句を使いたがる、
そんなジョングク君が可愛い
JK「Aさん、どこに行きましょう」
「ジョングク君のおまかせ、かな」
JK「ん〜〜〜動物園、とかどうですか」
「うん！そうしよ！ウサギに会いたい」
JK「ええ？キリンさんとかじゃなくて？」
キリンさんって何という可愛い言い方…
ジョングク君…
今キミ世界中のどの男の子より可愛いって言える自信あるよ…
「そうだね〜、ウサギ好きなんだよね」
JK「可愛いですもんね」
「うん、あっ、ジョングク君、似てるよ」
JK「え？」
「似てる、ウサギに」
くりくりの目を瞬かせるジョングク君。
あれ？違う？
似てると思うんだけど…
JK「ヌナ…反則ですよ、やめてください」
「えぇ！？」
顔が少し赤らんで
ジョングク君はそっぽを向いた。
怒ったのかとオロオロしていると
ジョングク君はまたいつもの笑顔を見せて
私と視線を絡める
JK「ヌナはウサギが好きなんでしょう？」
「え、あぁ、うん…」
JK「その後に僕がウサギに似てるだなんて
僕のことも好きなように聞こえます」
「…！！！」
JK「やっぱりユンギヒョンにあげるなんて…
勿体ないですよ、ヌナ」
どうして、私はユンギオッパが好きなんだろう
ジョングク君は学校一のイケメンで
優しくて可愛いところもあって男らしいのに。
学校の女の子たちはみんな、
ジョングク君と付き合いたがるのに。
けど、
ユンギオッパの瞳が
わたしを締め付けて離さない
捕えられたら逃れられないんだ。
…
私にはユンギオッパだけなんだよ。
絞り出すような声で答えれば
ジョングク君は眉を下げて笑った
JK「知って…ますよ、ちゃんと」
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cherry?(プロフ) - 更新楽しみにしてます\^^/ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 40034c1cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - すゆんさん» すゆん様コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみません！是非是非楽しんで頂けると幸いです！ (2016年9月16日 21時) (レス) id: 31ad78c39e (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 更新待ってました！！ありがとうございます！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 初めまして！今日この作品見つけて最初っから全部見ました！！更新楽しみにしています！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - Glass lilyさん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張ります！！！ (2016年3月23日 9時) (レス) id: 49097a7f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2016年2月24日 18時
