９７話 ページ47
YG「明日、ジョングクとデートなんだろ」
「な、なんでそれを…」
YG「ジョングクから聞いたよ」
謝られたよ、ごめんなさい、って
謝られても済まない事だってあるのにな。
ポケットから煙草を取りだして、１本だけ、と口に咥えた。
YG「Aと過ごせたであろう時間を
あいつは奪ったんだ、
今度こそ…手を下してしまいそうだったよ
俺が失いたくないものばかりを奪う
あいつが憎くて仕方なかった」
「オッパは、いまはテヨンオンニのこと…」
YG「素敵なヌナだと思ってるよ
それ以上でもそれ以下でもない」
テヨンヌナはテオの母親でナムジュンの嫁なんだよ、今更俺がどうしたいなんてねぇよ
オッパは煙草の煙を吐き出して長くなった前髪をかきあげた。
YG「でも、ジョングクに感謝してる面もある」
「感謝？」
YG「Aへの気持ちが本当なんだって気づいた」
「私も…そう思いました」
YG「へぇ？俺なんかよりずっとイケメンじゃん
好きにならなかったわけ？」
「私はずっとオッパだけが…！」
YG「俺のことずっと好きなの知ってるから
安心しろ」
煙草を携帯灰皿に押し付けて、立ち上がる。
もうチャイムがなりそうで
ーーーもうクラスに戻らなきゃいけない
YG「…離れなきゃ分からねぇことなんて
いっぱいあるんだよな」
「そうですね…」
YG「卒業したら迎えに行くから…絶対、」
それだけ言うとオッパは先に保健室を後にした
残されたわたし。
1人になるとさっきまで起こっていたことが
嘘のように思えてきて…
「痛い」
頬を強く抓ったら痛かった。
現実なのか。
そう実感すると頬が上気するのが分かる。
オッパ、私のこと好きだって言った…
もう1度、気持ちは繋がったーーーーー？
夢ならいっそ、やめたいよ……？
JN「…A？なんか良いことあった訳？」
私を迎えに来てくれたのであろうジナが
保健室の扉にもたれていた
ゆっくりジナと視線を合わせて
本当のことだと噛み締めるように言葉を紡ぐ
「ジナ………オッパがやり直してくれるって」
ジナは目を見開いて
それから私の方に向かってきて抱きしめた
JN「おめでとう…！！！おめでとう…！！」
「ありがとう」
ジナは目に涙を浮かべて微笑んだ。
その姿は女である私が息を呑むほど綺麗で。
「明日、ジョングク君にもちゃんと話してくる」
そう言った私に、ジナはゆっくりと頷いた。
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cherry?(プロフ) - 更新楽しみにしてます\^^/ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 40034c1cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - すゆんさん» すゆん様コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみません！是非是非楽しんで頂けると幸いです！ (2016年9月16日 21時) (レス) id: 31ad78c39e (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 更新待ってました！！ありがとうございます！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 初めまして！今日この作品見つけて最初っから全部見ました！！更新楽しみにしています！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - Glass lilyさん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張ります！！！ (2016年3月23日 9時) (レス) id: 49097a7f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2016年2月24日 18時
