９１話 ページ41
JM「いらっしゃいまーーーAちゃん？」
「ジミン…くん…！！！」
JM「どうしたの！？慌てて…しかも、泣いたよね？」
「ああ…これは、別に、」
JM「大したことないとか言わないで。大したことないなら泣かないでしょ？」
「そうだね…えと、」
呼吸を整えて、ジミンくんを見る。
眉の所で揃えられた前髪は少し傷んでいるみたいだった。
白い肌に黒い瞳。ぷっくりした唇。
かっこいいなぁ…
JM「バックヤード来る？僕もうすぐ休憩時間だし」
ーーーということで案内されたバックヤードの椅子に座ってコップに注がれたお茶を眺めていた
…私は、なんで来ようと思ったんだろう
ジナに「ジミンも心配してる」って言われたから来たわけではないのだと思う
心配を和らげるため？そんなの違う。
ジョングク君と付き合っていてジミンくんが心配していたのは私にじゃないと思ってる。
私のことも心配してくれていたけど
ジミンくんが本当に心配していたのは、ジョングク君の精神状態なんだと思う。
…じゃあどうして私はここに来たの？
辛かったねって同調して欲しかった？
他人に甘えてしかない私はそんな資格ない
JM「やけに深刻そうな顔するね」
「へ…！」
JM「皺、治らなくなっちゃうよ？」
トントン、と眉と眉の間を人差し指で押して笑った
JM「Aちゃん電話くれてたんだね、ごめん」
「あ…バイト中だったから仕方ないよ！」
JM「…Aちゃんは、すぐ自分を責めるから心配なんだよね」
「え…」
JM「分かるよ、Aちゃんを見続けてもう３年目だもん」
ジミンくんは笑って椅子に座る。
JM「僕は…Aちゃんのことも、ジョングクのことも好きなんだ。
だから…ジョングクが一方的に気持ちを押し付けるのも見ていられなかったし
ジョングクの気持ちに応えられなくて辛そうなAちゃんを見るのも辛かった」
「ジミンくん…」
JM「だから…あの時ジョングクを叱った」
ふと甦る記憶。
“もう脅して女手に入れるのはやめろよ”
JM「僕の気持ちはなんでもよかったんだ
好きな女の子が笑ってくれてさえいれば…」
ジミンくんの視線はコップに注がれたお茶の中のままで
私と目を合わしてくれないけど
今ジミンくんと目が合ったら…
私は泣いてしまうだろう。
なんで、ジミンくんを好きにならなかったんだろう
私には勿体無いほどの存在なのに
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cherry?(プロフ) - 更新楽しみにしてます\^^/ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 40034c1cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - すゆんさん» すゆん様コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみません！是非是非楽しんで頂けると幸いです！ (2016年9月16日 21時) (レス) id: 31ad78c39e (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 更新待ってました！！ありがとうございます！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 初めまして！今日この作品見つけて最初っから全部見ました！！更新楽しみにしています！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - Glass lilyさん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張ります！！！ (2016年3月23日 9時) (レス) id: 49097a7f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2016年2月24日 18時
