９０話 JKside ページ40
分かってた
ヌナの心はずっとココにあらずだった
誰にもヌナとのデートの話はしていない
するつもりもない
ヌナと心が繋がれなかった僕にそんな資格はない
そう思うから。
ヌナの心を捕まえられなかったのは何故か分かってる
無理矢理引き離したんだ、僕が。
ユンギヒョンとAヌナを。
ユンギヒョンの絶望の顔を見たのは２回目だった
でもね、ユンギヒョン
僕、ユンギヒョンより深くテヨンヌナとAヌナに恋に落ちていたんだ
言い訳だけど、本当なんだ
告白して、その人を手に入れたい
そう思った時にはもう…ユンギヒョンのものになってた
でもユンギヒョンはあまり「好きだ」とか「愛してる」とか言ってやらないから、テヨンヌナが、Aヌナが、陰で泣いてたことを知ってる
僕の隣にいた方が幸せなんだよ、そう言いたかった
中学生のとき、テヨンヌナに恋をして
「きっともうすぐ結婚するの」って笑ってるヌナを見た。
((好きな人が好きな人の好きな人と幸せになるならそれでいい))
当時はそう思った
でもそれから半年経ってもヌナにユンギヒョンはプロポーズしなかった
ヌナがどれだけ不安になってたか、ユンギヒョンは知らない
ユンギヒョンに対して憧れより尊敬より失望が高まっていった。
JK「テヨンヌナ、僕を利用しませんか」
TY「ジョングク…」
JK「まだ子供かもしれないけど、ヒョンみたいに傷つけません」
テヨンヌナが泣きじゃくって僕を抱きしめてきたあの感触はまだ残っている。
テヨンヌナは浮気したわけじゃない
『ジョングク』を『ユンギ』に変えて見ていただけなんだ
ヌナは最後何も言わずに消えた。
僕と「浮気」したことを否定せずに。
街を変え、それから2年ほど経ってAヌナに恋をした
テヨンヌナと少し似ているけど、美人というより可愛い女のひと。
ジナヌナと一緒にいることを知ってて
Aヌナに近づきたくて
猛勉強して入った高校だったんだ。
ーーー夢見て入った高校で、Aヌナはユンギヒョンの『許嫁』になっていたわけだけど。
JK「最低なこと、したのは分かってる…」
ヌナを奪ったあの日手に入れられないなら無理にでも手に入れようとしてたのは事実。
でもヌナの隣にいて、ヌナに嫌われたくないと思い始めた
歩道に立ち尽くす僕を不審な目で通り過ぎていく人々なんて気にしない。
Aヌナが走っていった方を見つめて微笑んだ
JK「Aヌナはユンギヒョンと幸せになれますように…」
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cherry?(プロフ) - 更新楽しみにしてます\^^/ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 40034c1cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - すゆんさん» すゆん様コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみません！是非是非楽しんで頂けると幸いです！ (2016年9月16日 21時) (レス) id: 31ad78c39e (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 更新待ってました！！ありがとうございます！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 初めまして！今日この作品見つけて最初っから全部見ました！！更新楽しみにしています！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - Glass lilyさん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張ります！！！ (2016年3月23日 9時) (レス) id: 49097a7f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2016年2月24日 18時
