６３話 ページ13
ぎゃーぎゃーと言い争いをしながら車に乗って。
三ヶ月前に来た店に着いた。
…思えば色々あったなぁ
引っ越してつぎの日に婚約がどうたらこうたら言われて
その上テオくんの世話もして。
嵐のように過ぎてった毎日。
SG｢A、早く｣
｢はい…｣
ユンギオッパは私と手を繋いでくれるわけでもなく、
車のドアをあけてくれるなんてそんなジェントルマンでもないけど。
…なんだろう、
ほんとに、好き。
SG｢二やついてんな、気持ちわり｣
｢ニヤついてないっ！｣
SG｢オッパにそんな口聞くか〜｣
｢っ、｣
SG｢ふ、真っ赤｣
反則だってば。
ユンギオッパが自分を｢オッパ｣って言うの…
めったにないことだから、ドキドキする。
SG｢その緩んだ顔じいさんらの前では引き締めとけよ｣
…分かってます。
ただ、ちょっとほっぺたがあついだけ。
でも扉を開けるとわたしより顔が真っ赤な人が２人いた。
『ユンギ！Aちゃん！』
『元気にしとったかいの〜、Aたちや』
SG｢相当酔っ払ってんな……A、帰るか｣
『わあああ待ってくれよユンギ、まあ座れ』
帰る気満々だったユンギオッパが渋々座るから私も隣に座った。
ユンギオッパのおじいちゃんはわたしとユンギオッパを交互に見て笑う。
『ユンギ、いい表情するようになったじゃないか』
SG｢は？何が…｣
『“あのとき”のお前より、ずっといい表情してる』
“あのとき”？
黙ってしまったオッパと、少し眉を下げて笑うオッパのおじいちゃん。
状況が分からないのは私だけ…？
｢あのとき、って『A！！なに食いたい！？』
オッパに聞こうとしたらタイミングよくおじいちゃんがメニューを広げてくる。
な、なによ………
あ、サムギョプサル食べたい。
メニューを眺めていると話題を変えたのはユンギオッパ。
SG｢…そういやじいさん、部屋が広すぎる｣
『お前のことだからバカみたいにでっかいスピーカーを置くと思ってな』
SG｢家賃誰が払うと思ってんだよ｣
『見つけてやったんだから文句言うな』
…オッパの次の家、大きいんだ。
大きなスピーカーってなんだろ…？
この三ヶ月そんなものは見てないけど。
わたし、オッパのこと、何も知らない…？
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cherry?(プロフ) - 更新楽しみにしてます\^^/ (2017年6月26日 0時) (
レス) id: 40034c1cbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - すゆんさん» すゆん様コメントありがとうございます！お返事遅くなってしまいすみません！是非是非楽しんで頂けると幸いです！ (2016年9月16日 21時) (レス) id: 31ad78c39e (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 更新待ってました！！ありがとうございます！ (2016年9月12日 21時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
すゆん(プロフ) - 初めまして！今日この作品見つけて最初っから全部見ました！！更新楽しみにしています！ (2016年9月4日 2時) (レス) id: e66bf3a25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅにゃむ(プロフ) - Glass lilyさん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張ります！！！ (2016年3月23日 9時) (レス) id: 49097a7f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅにゃむ | 作成日時：2016年2月24日 18時
