一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ46)

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朝起きて届く今日の予定連絡。

おはようの文字。

腕にあるブレスレット。

あの告白してくれた時から３年がたち学生ではなくなった私は、渡辺の事務所にてずっとやっていた写真を使いオフショット専門カメラマンとして雇ってもらえた。

この３年間、決して楽ではなかった。

パパラッチや週刊誌。SNSなどいろんなことを言われた。

だがそのたびに翔太は一番に私のことを考えてくれて、メンバーや先輩も親身になってくれた。

そんないろんなことを無事に超えてたどり着いた今日は、人生で一番大切な結婚式。

親族がいない私の親族席に座ってくれたのはジャニーズのみんなだった。

翔太のお母さんにもお父さんにもたくさんいろんな話をしてかわいがってもらった。

人生の中で最高な人に出合えたなとそんなことを思いながら呼び出しまで純白のドレスに身を包んで待っていた。

ーーーーーコンコン

ノックされたあとすぐに入ってきた世界一愛おしい翔太は、タキシードに身を包みいつも以上にカッコよかった。

渡「いつも以上に綺麗だよ。一緒に歩くのこの人にお願いしたから」

そう言って入ってきたのは私たちの今があるきっかけにも待った人だった。