一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ44)

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そして今日はお開きにしようとしていた時柚翔は1つ忘れていたことを思い出した。

そう渡辺と集合する前に買ったアクセサリーだ。

貴「あの翔太。1つ渡したいものがあるんだけど…」

迷惑かどうかは渡してみなきゃわからない。意を決してピアスを渡辺へと差し出した。

貴「よければこれ受け取ってほしいんだけど、今日のお礼に集合する前に買ったんだけどアイドルだからつけにくいと思うけどそれならグループ名だしどうかなって思ったのと嫌かもしれないけど…」

いろいろな理由を付けたが本心はお揃いが持ちたいただそれだけだったが緊張して言葉が詰まってしまった。

渡「焦らなくていいし、嬉しいからゆっくり教えて？」

黙ってしまった私を責めることなく優しく諭してくれた。

貴「私も同じデザインのブレスレットを買ったので少しでもお揃いを付けているみたいになるかなって思いまして…」

恥ずかしくなりながらもやっと本当のことを話すことができ顔をあげると口を押えた翔太がいた。

渡「ごめん。すごく嬉しくて。そっかお揃いか。今まであんまりつけてこなかった二つ目のホールにつけようかなｗあんまり見えないしねｗ」

そういいながら言っていた通りの右耳の二つ目のホールのはめた。

そのピアスは今までもそこにいたかのようにすごく似合っていた。

顔を見合わせお互いに微笑みながら今日の食事会は幕を閉じた。