一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ36)

今日:5 hit、昨日:20 hit、合計:125,268 hit

３６ページ36

〔貴「すみません。よく聞き取れなくて…」〕

〔渡「渡辺さん嫌だ。翔太くんでもいいから下の名前で呼んでほしい///」〕

かわいいと思った。５歳も離れているけどかわいいと思った。

〔貴「翔太くん。年上なのにいいんですか？」〕

呼んではみたものの年上なのにこんな呼び方していいのかと率直に疑問に思った。

〔渡「うん。歳とか気にしないでいいから嫌じゃなければ呼んでほしい。」〕

〔貴「翔太くん。嫌じゃないので呼ばせてもらいますね？
そういえばなにか用事があったんじゃないですか？？」〕

お言葉に甘えて呼ばせてもらうことにして、本題を聞いた。

〔渡「あ、忘れるとこだった！あのさ、今度の金曜日の午後って時間あたっりする？」〕

翔太くんからの２回目のお誘いが嬉しかった。幸い金曜日に予定は何もない。

〔貴「はい。特に何もないので空いてますよ。」〕

〔渡「ほんとに！？よかった～ご飯行かない？その日舞台午前中だけで終わるからさ。」〕

喜ぶ姿が簡単に想像できた。

〔貴「いいですよｗ楽しみにしてますね？」〕

ーーーまさか二人きりだとは思ってもいなかった。
　そして将来が変わることも。