一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ29)

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２幕でも絡み続けるメンバーたち。

慎太郎に至ってはお客さんと絡める時にわざわざ柚翔ちゃんに絡みに行ったのだ。

初めて慎太郎をかわいくないと思った。

他のメンバーにもだ。唯一かまわなかったふっかにこの気持ちを伝えたら笑われた。

深「翔太それさ、本当にわからないで聞いてるのか？ｗｗ
その気持ちの正体は嫉妬だよ。翔太は柚翔ちゃんに絡むみんなに嫉妬してるんだよ。
それほどまでに好きなんだなｗ」

ふっかに言われて納得がいったこの気持ちの正体。

どうやら俺は自分が思うより嫉妬深い男なようだ。

さらに思うようになった取られたくないと思ったのとともに、この気持ちを気づかせてくれたみんなに少しながら感謝した。

早く手に入れたいと思いながらもあと一歩踏み込めない理由があった。

それはメンバーや事務所などではなくもっと根本的な部分である柚翔ちゃんに対してだった。

もし付き合えたとしてもまだデビューしていないから先輩との付き合いで夜遅くもなるし、ライブでなかなか早く帰ってくることも出来ない。

外に出かけることも大変だから必然とデートはできなくなってしまう。

そんな環境に今どきの女の子を閉じ込めるには過酷なことだと思った。