一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ27)

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幕間を過ぎ、２幕が始まると森本くんがお客さんに絡む場面へとなった。

目の前へときた森本くん。

森「今日はお姉さんにしようかな！お名前は？」

意地悪な顔をしながら聞いてきた森本くん素直に「柚翔」ですと答えるとそこからはいつもと変わらない歴史についてだった。

舞台も最終に差し掛かり目の前にある階段に翔太くんが座った。

外されることのない視線に私も外せなくなっていた。

涙ぐみながらうたったり、つくる表情はさらに翔太くんに惚れていくには十分すぎる演技力だった。

内容は全て終わりShowTimeの時間目の前で踊る翔太くん。

見えるように少しずれてくれたふっか。

手を振ってくれただてさま。

笑いかけてくれたさっく。

ポーズのタイミングを教えてくれた照くん。

かわいい笑顔を向けてくれた阿部ちゃん。

それ以外にも、かまってくれた森本くん。

目の前に来た時に指さしをしてくれた北斗くんに樹くん。

優しく微笑んでくれた高地くん。

昨日の立ち位置とは違い目の前で歌ってくれた京本くんとジェシーくん

舞台に立つみんなはきらきらと輝く別世界の人のように感じた。

いや。きっと感じただけではなくそれが真実なのだろう。と少し悲しく感じた。